2カ月で30キロ減に成功した男が語るダイエットの「ウソ」と「ホント」 (2/3ページ)

新刊JP

私は歯科医院を3件経営していたのですが、その関係でスイスのベルン大学の教授が書いたある論文を読む機会があって、その論文というのが、簡単にいえば「歯ブラシやデンタルフロスがなかった旧石器時代の食事に現代人が切り替えると、口腔内環境はどうなるか」という臨床データをとることを目的とするものでした。具体的には「4週間歯を磨かない代わりに、肉や魚、ナッツ類を食べて、小麦などの穀物や乳製品、イモ類を食べない」というものです。

これを自分でもやってみたら、口腔内の出血がなくなったり、歯周ポケットが浅くなったりと、口内環境が確かに改善したのですが、それだけでなく1カ月で15キロも体重が減ったんです。これはどういうことなのかと、色々調べ始めたというのがいきさつです。

――旧石器時代の食事が肉食中心なのは想像がつきますが、穀物は摂っていなかったんですね。

金森:文明が存在する前の時代ですからね。肉食というよりも、骨髄を食べていたという方が正確です。まだ鉄器などの武器を持つ前の無力なヒトですから、野生動物の肉はライオンなどの肉食動物が食べて、その残りをハイエナなどが食べて、残った骨を人間が食べていたんです。

――食事を疑似的に旧石器時代に戻したことで、副産物として減量効果に気がついた。

金森:そうです。そこからあれこれ論文を読み漁るようになりました。

――本書では、ダイエットに効果的とされている行動や習慣にはまちがっているものが多い点を指摘されています。よくあるのが「摂取カロリーより消費カロリーが多ければ痩せて、逆なら太る」というものです。これもまちがっているんですか?

金森:そもそも「炭水化物とタンパク質の場合は1g4kcalで、脂質は1g9kcalとしてカロリーを計算するアトウォーター係数自体正しくないんです。

また、カロリー計算はボンブ熱量計の中で燃やした食物と排泄物の差を熱量と仮定していますが、大気中での燃焼と体温による代謝はまったく別ものじゃないですか。だから、摂取カロリーと消費カロリーの差で痩せたり太ったりするというのは、ウソです。

「2カ月で30キロ減に成功した男が語るダイエットの「ウソ」と「ホント」」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る