“来年1月で解散”石原プロ「爆発軍団」の8大事件史(2)思いとどまった渡の移籍劇 (2/2ページ)

アサ芸プラス

裕次郎さんに心酔してきた渡さんとしては、そんな時に石原プロから出るわけにはいかないし、裕次郎さんを支えていきたい。それで、くだんの会長に『今回はこういうわけで申し訳ない』と頭を下げたんです。会長もそれはしかたないと納得した」(肥留間氏)

 移籍先候補だった老舗プロダクションは女性タレントの育成で定評があるところだった。それだけに、もし裕次郎が健在で渡の移籍が現実となっていたら、また違った渡哲也が見られたかもしれない。

 しかし、なんといってもすごいのは、渡をそこまで心酔させる裕次郎の魅力だ。肥留間氏が続ける。

「かつて『太陽にほえろ!』のロケ中、裕次郎さんに6時間ほど密着してインタビューをさせてもらいました。その時の印象は、まさに映画そのままにスケールの大きい人。最初に挨拶に行った時も、まだ若かった私に『おお、今日はオマエか! よろしくな!』とフランクに話し、そのあとも撮影の合間に誠実にインタビューに答えてくれました」

 石川氏も、

「裕次郎さんに会った『男』はみんな裕次郎さんを好きになってしまう」

 いわゆる男の中の男、それが石原裕次郎なのだろう。

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