「岐阜新聞」は30年前の記事でズバリ!? コロナ「予言の書」が続々登場の怪 (2/2ページ)

Asagei Biz

悪い予言の代表には『終末予言』があり、たとえば、マヤ暦をもとにした人類滅亡説や、聖書を元にした終末予言、あるいはピラミッドの通路の寸法を元に記されたハルマゲドンと、それこそ多種多様なんです」

 なかでも有名なのが、”1999年7月に恐怖の大王によって人類が滅亡する”とし、世間を騒がせた、あの「ノストラダムスの大予言」。だが、前出のジャーナリストによれば、

「ノストラダムスは1999年7月と具体的な発生月を断言していますが、大半の予言にはそれがない。たとえば、『鉄の鳥の攻撃によってアメリカの兄弟は落ちるでしょう。茂みで狼達が吠え、無垢な人々の血が流れるでしょう』と、アメリカ同時多発テロを予言したとされる、盲目の予言者ババ・ヴァンガもそれは同様です。これは期限と表現を明確にしないことで予言が的中したかのように見せる『マルチプルアウト』という手法で、曖昧な言葉を使っているのでどのようにでも解釈出来るし、期限を指定していないため”当たるまでは有効”という性質がある。つまり、予言とは解釈を楽しむエンターテインメントと考えたほうがいいかもしれませんね」

 なるほど。やはり、予言は話半分。当たるも八卦、当たらぬも八卦、ということか……。

(灯倫太郎)

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