日本一有名なお経「般若心経」と日本一教徒の多い宗派「浄土真宗」 (2/2ページ)

心に残る家族葬



しかし、浄土門は「仏様になるために向かっていけば、仏様がこちらに近づいてくださる」という教えとなっている。「自分が仏に至る」という同じ目的であっても、ベクトルが違うために相入れないものとなってしまったのだ。

もう少し簡単に考えてみよう。

「真実を正しく、何事も自ら受け止め方を変える」。

このようなことが簡単にできる人はそうそういないだろう。

浄土真宗が日本一有名なお経「般若心経」の教えと対極の考え方でありながら勢力を伸ばしたのは、「般若心経の教えは簡単に実行できることではないため、“南無阿弥陀仏”と唱えさえすれば必ず極楽浄土に行ける」という教えが大衆に受け入れられたから、という事情があったのではないだろうか。


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