木村拓哉『BG』続編が第2の『相棒』“ほぼ確”の3つの理由

日刊大衆

木村拓哉
木村拓哉

 木村拓哉(47)主演のドラマ『BG―身辺警護人―』(テレビ朝日系)のシーズン2が、
が、7月30日に最終回を迎えた。『BG』は木村演じる島崎章が、ボディガードとして奮闘する姿を描いたドラマだ。

 最終回の平均視聴率は、個人9.5%、世帯16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、数字的にも好成績だったのだが、それだけに話数短縮が悔やまれる。

「新型コロナウイルスの影響で放送開始が遅れた影響で、全10話が7話になってしまった。7月10・17日号の『週刊ポスト』(小学館)によると、アクションや爆破シーンが大幅に削減されたそうです。もちろん、それと感じさせないくらい熱の入った、いい演技とシナリオではあったんですが、“7話は短すぎる”“もっと見たかった”という声も多いですね」(女性誌記者)

 木村にも思うところがあったようで、公式サイトのインタビューではコロナ禍の撮影を「今までにない戦いの日々」と評し、

「話数も短縮になり、僕としては正直なところ、本来お届けするはずだったメニューは最後まで出しきれていない感があって…。そこに関しては、皆さんに対して『本当にごめんなさい』という気持ちでいっぱいです。ただ、今の自分たちにできることは、160%やり尽くしたと自負しています。皆さんにもどうか最終回、僕らの160%を受け取っていただけたら、うれしいです!」

 と、視聴者へ向けてコメントしていた。

■『BG』は第2の相棒になる!?

「8月11号の『女性自身』(光文社)によると、テレ朝は『BG』を水谷豊(68)の国民的大ヒットドラマ『相棒』のような人気シリーズにしたいそうです。『BG』も『相棒』と同じく、斎藤工(38)演じるぶっきらぼうな同僚・高梨と木村とのいわゆる“バディ”の要素がありますからね。ちなみに、『相棒』シーズン1当時の水谷は47歳で、現在の木村と同い年。どこか運命的なものを感じますね(笑)」(前出の女性誌記者)

 同誌では『BG』のシーズン1の打ち上げ時に、スタッフに「絶対またやろう、と呼び掛けていた」とも報じられているほか、延期が決定する前の3月5日の『ザテレビジョン』で木村は、

「テレビ朝日さんにはシリーズ化されているドラマがたくさんありますが、その継続スタンスや努力、チームワーク、残されてきた結果と比べると、『BG』はまだまだ赤子のようなもの。しっかりとした内容や世界観を作って、継続する意味を持たせないと他のシリーズ作品に失礼だと思うんです」

 と、続編に対して意欲的なコメントをしていた。シーズン3も、前向きに取り組んでくれるだろう。

■視聴者の若返りも期待できる

「熱意が視聴者にも伝わったのか、平均視聴率もシーズン1の15.2%を上回る15.6%となりました。ポイントとして、最高視聴率こそシーズン1の17.3%から17.0%にダウンしていますが、最低視聴率は13.4%から14.4%にアップしている。視聴率的に、今後も期待できる成績を残しています」(制作会社関係者)

 ちなみに、直近で放送された19年10月9日~20年3月18日まで全20話放送された『相棒 season18』は、最高視聴率16.7%、最低視聴率11.8%、平均視聴率14.8%となっている。

「こちらもかなりいい数字ですが、いずれも世帯視聴率なんです。テレ朝は今後、日テレのようにより正確に誰にどの程度視聴されているかが分かる個人視聴率を重視する方針だといいます。

 メイン視聴者層が高齢層の『相棒』は、広告収入が期待できる13~49歳までの“コア層”に区切ると、個人視聴率はガクンと落ちるのでは、と指摘する声があるんです」(前同)

■テレ朝は東出騒動で1度失敗している

 視聴層の若返りも考慮すると、やはり『相棒』に次ぐ新たな長期コンテンツはテレ朝にとって欠かせないだろう。そういう意味でも、『BG』のシリーズ化に寄せられる期待は相当高そうだ。

「今年1月~3月に放送していた東出昌大(32)と桐谷健太(40)主演のバディドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』も、当初は『第2の相棒』を目指してテレ朝が全力で推そうとしていたんですが、第1話放送後に東出の不倫騒動が発覚し視聴者から“東出を出すな”と大バッシングされ、当時は番宣でも東出が映らないありさまでした。

 視聴率も、第1話が12.0%だったのが2話では9.7%に下落。3話で10.3%を記録して以降、1度も視聴率は2ケタにならずに終了してしまいました。また、イメージが地に落ちた東出を主演に続編など作れるはずもない。“第2の相棒計画”は頓挫したといいます」(専門誌記者)

 頼みの綱だった『ケイジとケンジ』が絶望的になり、バディもの、しかも主演の木村が続編に意欲的な『BG』のシーズン2が視聴率的に成功を収めたーー。

 バディ、視聴率、主演のやる気の3つが揃った今度こそ、テレ朝は第2の相棒を生み出せるチャンスかもしれないーー。

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