自分の店に火をつけた男が逮捕、理由はコロナ滅菌のため 精神的に追い詰められていた? (2/3ページ)

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 新型コロナウイルスを不安に思い、思いがけない行動に出た人は他にもいる。
 中国・河南(かなん)省で、新型コロナウイルス感染防止対策で、消毒剤を使って家中を消毒したことで体に支障をきたした女性がいると、フジテレビが運営するニュースメディア『FNNプライムオンライン』が4月21日に報じた。

 同記事によると、同省にある病院に2人の女性が目まいや脱力感を訴えて入院したそうだ。医師がCTスキャンによる検査を行ったところ、患者の肺に白い影が見つかった。医師は新型コロナウイルスを疑ったが、女性らは発熱や咳など新型コロナウイルスのような症状はなく、過去の接触歴からも新型コロナウイルスとは思えなかったそうだ。

 その後、医師が女性らに詳しく話を聞くと、女性らは次亜塩素酸ナトリウムが主要成分である消毒液を使って家中を消毒していたことが分かった。女性らが使用していた消毒液は100倍に希釈しなければならない物だったが、2人の女性は少し水で薄めただけで高濃度のまま消毒剤を使用していた。消毒をした際、女性らは窓を開けて換気をすることもなかった。

 医師は女性らの話を聞いた後、女性らの症状は細かいほこりや化学物質を繰り返し吸い込んだことによって起こるアレルギー性肺胞炎だと診断した。

 新型コロナウイルスの感染対策は大事だが、過剰にならず適切な方法で行うことと、追い込まれ過ぎて精神的ダメージを受けないことも大切だろう。
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