NHK上層部VS「政治YouTuber」、“クビ切り騒動”のバチバチ真相!!
「彼女、NHKの上の方とかなり揉めてしまったようですよ。それで結果、辞めることになってしまいましたよね」
と語るのは制作会社関係者。“彼女”とは、NHKの元局員でYouTuberのたかまつなな(27)のこと。たかまつは、もともとお笑い芸人として活動しており、フェリス女学院出身で、フリップをめくってお嬢様がどんな表現を使っているかを解説するネタが人気を集めた。
また、「R-1ぐらんぷり2013」では準決勝進出、2013年12月に放送された、20歳以下限定のお笑いコンテスト『ワラチャン! U-20お笑い日本一決定戦』(日本テレビ系)では、決勝で霜降り明星の粗品(27)らを抑え、優勝をはたしている。
お笑い芸人としてのキャリアもしっかり磨いていたが、政治や社会問題にも関わりがあったという。
「たかまつは2017年、小池百合子都知事(68)が主催した“希望の塾”に入塾したほか、自身の出演したライブに菅直人元総理(73)をゲストで招聘するなど、自ら“お笑いジャーナリスト”と名乗り、政治や時事の話題を積極的に発信。2016年には、笑下村塾という、お笑い芸人が学校や企業でSDGs(持続可能な開発目標)や、キャリア教育を行う企業も立ち上げたんです」(芸能記者)
2014年11月から、YouTubeチャンネル「たかまつななチャンネル」を始動させ、自身のネタ以外に、2016年10月25日に投稿された「政治家に突撃!報道ニュースでは聞けない芸人たかまつなな と区議会議員の本音トーク」、2017年7月10日投稿の「山本太郎のマニフェスト実現率は?【たかまつなな×山本太郎参議院議員対談】」など、政治系の動画も多く公開している。
「たかまつは、お笑い芸人、YouTuber、起業家と多彩に活動していたのですが、2018年4月にNHKにディレクターとして入局したんです」(前同)
■異例の待遇でNHKへ
前出の制作会社関係者は語る。
「たかまつさんは、入局にあたって笑下村塾の経営から退くことに抵抗したといいます。NHKでは本来、兼業禁止なのですが、彼女の特殊な状況を鑑みて、笑下村塾の取締役を役員報酬ゼロでやるという条件で、期限付きで副業が認められたそうです。それに、YouTubeの更新も認められていていました。
入局後は、『NHKニュース おはよう日本』のディレクターを務めるなど活躍していたのですが、今年7月いっぱいで退職となりました」
たかまつは、7月13日に公開した動画「NHKを辞めます。」で、局内で「応援している」、「笑下村塾の活動は社会的意義があるから、もっと頑張って」といった励ましの声があったという。さらに、異動のタイミングで迷惑をかけないためにも、内示が出る前に退職願を提出したと語っている。
「実際、たかまつさんの味方も局内にいたようです。ただ、たかまつさんの活動をNHKの上層部はよく思っていなかったとか……。一時は、クビになるのでは、と噂されたこともありました」(前同)
■NHK上層部は辞めてほしかった!?
前出の制作会社関係者は続ける。
「勤務時間に本業そっちのけでYouTubeの更新をする、許可されていた兼業期間を超えて、別な会社の取締役に残り続けようとする、先の都知事選への疑問をネット上で発信するといった行動もあったといい、そうしたことが問題視されていたようです。そのせいで、実は退職前に、秋田支局への異動も内示されていたとも聞きますね。
とにかく、上層部としては、たかまつさんの扱いには困っていたそうですが、彼女の方から退職を申し出てくれたので、一安心だといいますよ……」
芸能界、お笑い界、そして政界からも注目を集めているというたかまつ。まだ27歳、あふれるバイタリティで、今後、新たな活躍を見せてほしい。