世界の福本〈プロ野球“足攻爆談!”〉「藤川球児よ、名球会をあきらめるな」 (2/2ページ)
この2人は順調なら届くやろうけど、171勝のヤクルト石川、170勝の西武・松坂は難しくなってきた。
逆に、打者は150安打を14年で2100安打。こっちは試合数が144試合に増えたのと、選手寿命が伸びたこともあって、容易になってきている。今年は巨人・坂本が残り100を切っているし、毎年のように名球会入りの打者が誕生している。
達成者の数だけで考えると、250セーブも易しい数字ではない。今までクリアしたのは、大魔神・佐々木、高津、岩瀬の3人だけ。いずれも一時代を築いた守護神ばかり。何年も続けるのが難しいポジションということや。今シーズンを見ていても、各球団がクローザーに苦労している。球児だけでなく、日本代表でも期待されていたDeNAの山崎も苦しんでいる。抑えて当然の立場やし、ベンチやファンもやられた時のダメージが大きい。勝ち投手の権利も消えてしまうし、プレッシャーも相当なんやと思う。
それと、かわいそうなのは、やっぱり今年はボールが飛ぶ。こすったような当たりでも逆方向のスタンドに入るのはおかしい。一度、しっかり反発係数を調べてほしい。ボールのせいで投手の給料が下がったら、かなり気の毒やで。
福本豊(ふくもと・ゆたか):1968年に阪急に入団し、通算2543安打、1065盗塁。引退後はオリックスと阪神で打撃コーチ、2軍監督などを歴任。2002年、野球殿堂入り。現在はサンテレビ、ABCラジオ、スポーツ報知で解説。