夏の京都はカップル成立率高し!?涼しい・安い!デートコース【南禅寺〜哲学の道編】

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夏の京都はカップル成立率高し!?涼しい・安い!デートコース【南禅寺〜哲学の道編】

夏の京都は暑い……というイメージがありますよね。けれども、京都は「水の都」ともいわれるほど、水が豊かな都市。街を囲む山々を水源とした大きな河川・街を流れる清流・豊かな地下水・など、暑い夏にはうれしい「水」に触れ合える場所もたくさん!

そして、涼しく・安く・「密」にならない、デートにぴったりな場所も多いのです。風光明媚な景色も楽しめ、涼風に吹かれて自然に会話が弾む……そんなおすすめコースをご紹介します。

第一弾「鴨川編」に続き、今回の第二弾は「南禅寺編」です。ぜひ、この夏休みは、好きな人に声をかけて一緒に訪れてみてくださいね。

夏の京都はカップル成立率高し!?涼しい・安い!デートコース【鴨川編】

南禅寺〜哲学ルート(illustration:ERI)

不思議トンネル「ねじりまんぽ」をくぐって南禅寺へ

京都の観光名所と知られる南禅寺。日本最初の勅願禅寺として鎌倉時代に創建されたました。この南禅寺に行くときの待ち合わせは、地下鉄東西線・蹴上(けあげ)駅の1番出口で!

改札口を出たら、そこから土手沿いに南禅寺方面(出口を背にして右手方向)に向かいます。しばし歩くと、突然レンガ造りの小さな歩行者用トンネル(※)が現れるので、それをくぐってください。南禅寺境内への近道になります。

ねじりまんぽ(写真:photo-ac)

※歩行者用トンネル:別名「ねじりまんぽ」と呼ばれているトンネルです。トンネルの壁面はレンガ造りなのですが、奥に向かってねじれているようになっています。

耐久性を高めるためにレンガを積み上げたため、このような造りになったそう。引き込まれるような感じがします。

緑に囲まれた南禅寺へ

トンネルを抜けたらそのまま閑静な道を進み、金地院を通り過ぎると中門に到着します。そこから数m進めば、緑に囲まれ威風堂々とした「三門」の姿が。

この三門は、歌舞伎「楼門五三桐」の中で、安土桃山時代の盗賊・石川五右衛門がここに登り景色を眺め「絶景かな、絶景かな」の名台詞を残したことで有名です。

木々の向こう、正面に南禅寺の三門が見える(写真:photo-ac )

風が吹き抜ける南禅寺の三門でひと休み

大きな三門の下は、日陰になっているので夏の暑い日もひんやりとしています。その日によっては、風が吹き抜けて気持ちがいい!ちょっと腰を下ろしてひと休みをする人の姿も見かけます。

京都に住んでいる知人は、高校生時代の夏、彼女と南禅寺まで自転車で行くのが定番のデートコースだったとか。緑が豊かで美しい境内をゆっくりと散策しつつ、話題が尽きなかったとか。

南禅寺がある場所の地形は、風水的には「脱殺穴」(動きを殺して自我意識を捨てる)といわれ、大文字山の斜面をおりてきた「気」が集まる場所だそう。そのせいか、三門に近づいていくと、心が静まり気持ちがす〜っと穏やかに落ち着いていくのを感じます。

ドラマやアニメで有名な水路閣

レンガ造りのレトロな水路閣(写真:photo-ac)

南禅寺を代表するスポットとのひとつに、サスペンスドラマやアニメなどに登場したことで有名になった「水路閣」があります。明治維新後の京都復興で、琵琶湖の水を京都へと引いた「琵琶湖疎水事業」に伴い作られた水道橋です。

洋風のレンガ造りなのですが、古びたシックな雰囲気で周辺の緑や南禅寺の伽藍と見事にマッチしています。現在でも「水」を流す路として使われていて、水路閣の上に登れば、とうとうと流れる水路を見ることができますよ!

今でも水が流れる(写真:photo-ac)

有名な撮影スポット!(写真:photo-ac)

水路閣の真下にいくと、アーチがいくつも重なって見える不思議な構図の写真が撮れます。この場所はドラマなどで見たことがある!という人は多いでしょう。(南禅寺境内では、一脚・三脚・自撮り棒での撮影は禁止されているので注意してくださいね。)

疎水沿いをゆったり散歩できる哲学の道

疎水を眺めながらのんびり散策!(撮影:高野晃彰)

南禅寺での参拝・散策が終わったら、哲学の道へと向かいましょう。哲学の道は、若王寺神社から銀閣寺まで続く、人口水路沿いの2Kmほどの歩道のことです。

緑に囲まれた疎水の流れに目を向けながら散策を楽しみましょう。ときどき注意深く疎水を覗いてみてくださいね。鯉やウグイなどが泳ぐ姿も見られます。

哲学の道は桜の名所でもあるので、春は多くの人で賑わいますが夏場は人も少なくなります。ゆっくり散策をデートを楽しめるでしょう。

哲学の道沿いや周辺にはカフェが点在しているので、喉の渇きを癒したり小腹を満たしたりすることもできます。

おすすめは、哲学の道といえばこれ!というファンも多い㐂み家(きみや)の「豆かん」。哲学の道から少し外れた鹿ヶ谷通りに面しています。

豆かんは、寒天と赤えんどう豆に黒蜜をかけたもので、さっぱりつるりと美味しくいただけます。著名人のファンも多いんですよ!散策でちょっと疲れた身体に優しい甘さが染み渡るでしょう!。

さっぱりといただける「豆カン」(撮影:高野晃彰)

哲学の道の終点は、銀閣寺。銀閣寺前には、多方面に向かう複数のバス停があるので帰りも便利!

夏の南禅寺〜哲学コースは「おすすめのデートコース」と、京都在中の友人も太鼓判を押していました。ずっと、屋外なので「密」を心配することもなくのんびりできますよ!

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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