古舘伊知郎、無観客ライブとなる「トーキングブルース」の難行苦行が楽しみ! (2/2ページ)

アサ芸プラス

私、「1人SM」の自信がありますから。

テリー アハハハ、出ましたね、古舘節が。

古舘 そもそも東京のお客さんは芸人を甘やかしすぎだと思うんですよ。昔、大阪で「トーキングブルース」をやった時は、バーンと笑ってくれるんだけども、そのあとはシーンと黙って「次、どんな手で来るのか聞いたるわ」「で、またおもろかったら笑ったろ」みたいな感じだから。次、また1回ウケたあとに、バーッとつなぎでしゃべり出せて、オチまでいけるんですよ。でも東京のお客さんは、自分が楽しもうと思いすぎてるから。

テリー 元を取ってやろうとかね。

古舘 そう、コスパを取ろうとするから、しゃべり手に甘いんです。笑ったら、その次、笑うところじゃないのに、楽しもうと思って笑うんですよ。だから、今回の無観客は笑いがかぶさってこないから、もしかしたら正常な状態でやれるんじゃないかと。自分の実力を過信しないで済むような、心の人間ドックをやらされるんじゃないかと、ちょっと楽しみなんです。

テリー カンペはあるの?

古舘 一切ないです。

テリー あ、ないんだ。すごいな、それで2時間以上しゃべり続けるって。何をしゃべるかは全部細かく決まってるんでしょう。

古舘 決めてるところと決まってないところ、両方ですね。覚えるコツがあるんですよ。

テリー どうやるの。

古舘 ローマンルーム法っていう記憶術があって、脳内に1枚の写真を焼き付けるんですよ。例えば、山の中腹にイチゴのショートケーキが置いてあって、そこから眼下を見下ろすと町が見えて、コロナの問題でみんながたいへん悩んでるという情景を。すると、山、イチゴのショートケーキ、コロナっていう関係ない3つの話を、ポンポンポーンと忘れずにつなげていけるんです。そういう映像を脳内に作るんですよね。

(アサヒ芸能8月13・20日合併号「天才テリー伊藤対談」=1=)

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