黒一色だった毛皮が唯一無二の白黒マーブル模様になったラブラドール・レトリバー(フィンランド)
マーブル模様のラブラドールimage credit:blazethedog__/Instagram
フィンランドに住む1匹のラブラドール・レトリバーのブレイズ(10歳)は、もともとは黒い犬だった。ところが1年ほど前から、白い毛の部分が増えてきて、今では白黒マーブル模様に変身していった。
これは、皮膚色素をつくるメラニン色素が、部分的になくなっていく尋常性白斑によるもので、人間にも動物にもまれに起きる。だが毛皮の色以外に問題はなく、ブレイズは元気に走り回っているという。『Mirror』などが伝えている。
・白斑症のラブラドール・レトリバー、ブレイズ
フィンランドで暮らすラブラドール・レトリバーのブレイズ(10歳)の被毛に変化が現れたのは、2019年のことだった。
飼い主のサンテリさんは、黒一色だったブレイズの耳の毛に、小さな白い斑点があることに気付いた。やがて、その白い斑点は大きくなり、耳から、頭部、胴体へと広がっていった。
View this post on InstagramA post shared by Omenalaakson Blaze (@blazethedog__) on Apr 26, 2020 at 5:48am PDT
ブレイズが変身した理由は、尋常性白斑によるものだ。人間だとマイケル・ジャクソンもそうだった。
その後、月日と共にブレイズの被毛は白と黒のまだら模様に変化した。ブレイズを子犬の時から飼っているサンテリさんによると、ブレイズのきょうだい犬はみな、単色なのだそうだ。
View this post on InstagramA post shared by Omenalaakson Blaze (@blazethedog__) on May 8, 2020 at 7:47am PDT
なぜ、ブレイズだけにこういう症状が起こったのかはわからないという。尋常性白斑は、今だその原因が不明な部分も多い。
遺伝、自己免疫疾患、環境要因の組み合わせにより引き起こされると推測されており、皮膚の色を構成するメラニンを生成するメラニン細胞(メラノサイト)が消失、あるいは機能停止していことによるとも示唆されている。
Blazes favourite place in the house. He is sitting next to the dining table ?(black labrador with vitiligo)Edit: I am...
Posted by Santeri Frilander on Friday, 24 April 2020
・毛皮の模様が変化した以外はとても健康でエネルギッシュ
4月24日、サンテリさんがFacebookのグループアカウント『Dogspotting Society』にブレイズの写真をシェアしたところ、多くのユーザーがユニークなブレイズの外観に注目し、その唯一無二のスペシャルな美しさを称賛した。
サンテリさんによると、被毛は変化したがそれ以外に変化はなく、ブレイズはとっても元気に暮らしていると話している。
View this post on InstagramA post shared by Omenalaakson Blaze (@blazethedog__) on Mar 24, 2020 at 1:45am PDT
自然が大好きなブレイズは、いつも森に喜んで散歩に行き、湖で楽しく泳ぎ、雪の中を走り回り、エネルギッシュに探究心旺盛にしているそうだ。
そんなブレイズの日常は、インスタグラムのアカウント『blazethedog__』で見ることができる。
この投稿をInstagramで見るOmenalaakson Blaze(@blazethedog__)がシェアした投稿 - 2020年 5月月11日午前5時28分PDT
written by Scarlet / edited by parumo