『スッキリ』加藤浩次、宮迫YouTube降臨で『行列』の闇タブーをズバッ!

日刊大衆

加藤浩次
加藤浩次

 極楽とんぼ加藤浩次(51)が、雨上がり決死隊宮迫博之(50)のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』に登場した。動画は8月8日の『【神対談】「狂犬」加藤浩次がすべての闇に触れていく【加藤の乱】』という題で投稿。まさに「狂犬」の異名に違わない、タブーにも斬り込んだトークを見せた。

「若い頃の加藤は傍若無人で反骨心まるだしのキャラから“狂犬”の異名を誇っていました。06年からMCをしている『スッキリ』(日本テレビ系)のように、落ち着いた姿を見せることも増えましたが、本質はいまだに変わらず、今回の動画でも、なかなか踏み込めない話題、踏み込んだトークを魅せましたね。宮迫と加藤は、90年代に銀座七丁目劇場近くのデパートで雨上がりと極楽の2組での営業が、ほとんど初めて話した機会だったことを動画で明かしています」(女性誌記者)

 序盤から“闇営業騒動”や“事務所との契約解除について”など、キワドイ話題だったが、これすら軽いジャブ。話題は、かつて宮迫が出演していた『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の現状へと移った。

アンジャッシュ渡部建(47)が不祥事を起こして降板したことにふれて、加藤に“宮迫さんが道作った”とイジられていました(笑)。実際は宮迫以前に島田紳助(64)がやらかしていたことから、宮迫は“いちばんビッシリ道作ったやんか。そこを俺はまっすぐ歩いただけ”とジェスチャー込みで反論し、スタッフ含めて大爆笑(笑)。しかも、この会話の流れで、現在の『行列』のMC交代システム誕生秘話が語られたんですよ」(前同)

■『行列』のローテーションシステムは宮迫の案だった

 紳助降板後の『行列』は、所長(MC)が1人に固定されておらず、週替わりで宮迫、東野幸治(53)、フットボールアワー後藤輝基(46)の3人が交代で担当。MCではない2人は“ひな壇芸人”として出演するという、当時は画期的なシステムだった。宮迫降板後の現在も、基本は東野と後藤の交代制で行われている。

「当時、宮迫は東野の2人にMCを依頼されたものの、宮迫は自分は行列レギュラーではないから、と断ったそうです。しかし、番組に“どうしても”とお願いされて“もう1枠作って、3枠でぐるり回していきましょう”と宮迫が発案したのが、現在に続くMC交代制のきっかけだったそうです。面白い裏話だったんですが、当時MCにベッキー(36)も起用したため、“(不祥事枠)ベッキーもいるじゃん”と加藤にツッコまれてオチが付きました(笑)」(前出の女性誌記者)

 また、テレビは見ているのか、と問われて、いまだに『行列』や『アメトーーク!』は観れていないことを宮迫は打ち明け、現在の心境を吐露した。

「“自分やったら。自分がいたら、を考えて手が震えてもうて”としたほか、加藤が“蛍原さんやゲストが、頑張って(宮迫ネタで)笑い取ってくれたりするのが本当に申し訳ない”と補足すると、“それもあって”と頷いていました。この際、宮迫に“自分やったらっていうより申し訳ないのが先でしょ?”とフォローを入れて、“『スッキリ』みたいなことすな”とツッコまれていました(笑)。冗談交じりの会話ですが、フォローを入れつつも、しっかり話を引き出しているあたり、さすが加藤ですね」(前同)

■聞き上手な加藤

 今回の動画はおよそ49分の対談だったが、加藤は宮迫についてかなり深い話を引き出している。プライベートではほとんど交流がなく、年に1、2回会う程度の仲とは思えないほど、気心が知れたトークだった。

「会話の緩急がうまいですよね。宮迫の相方・蛍原の話題の際も、ロンドンブーツの例を出して“株式会社雨上がり決死隊として再スタートできないか”、という切り口からどんどん展開させ、宮迫に“一応、相方と喋ったりしてる”と現状を聞いたタイミングで蛍原の頑張りを熱弁することで、“やっぱり俺が一番あの人のことを傷つけてしまってる”と反省の念や、蛍原が解散についてはハッキリ否定してくれたことを聞き出していました」(専門誌記者)

 蛍原は、3月15日の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、宮迫のYouTube参加について「ないね」と答えたり、宮迫について「迷惑しかかけてないからな。なかなかやっぱりさ……」と話していたことから、解散説もささやかれていたが、今回、はっきりと否定されたことになる。加藤が深掘りしていなければ、ここまでハッキリした答えを引き出すことは難しかっただろう。

「また、宮迫が対談しつつも、しっかりカメラ目線で正面を向いてトークしていることに触れて、“すごいわ、やっぱりYouTuberになってる”と指摘したり、宮迫のYouTubeデビューについて“恐怖はあったけど、ワクワクが勝ってた感じ。その気持ちに50手前でなれたわけですもんね”と、若手時代の新鮮な感じに戻れたことについて語っていましたね」(前同)

■YouTubeデビューを振り返って

 この際も宮迫は、「いまは焦ってない。最初は焦っていて、YouTubeを始めるタイミングもおかしかったから」と、スケジュールを合わせてくれたコラボYouTuberたちへの気遣いもあり、ロンドンブーツ1号2号田村亮(48)の会見より先に、YouTubeチャンネルを開設したことについて赤裸々なトークを展開。加藤も当時を思い出しながら、「みんな言ったでしょあの時」と指摘していた。

「当時、『スッキリ』で加藤は、ロンブーは1月30日午後5時から亮が復帰するためのトークライブをする予定だったのに、宮迫が先に同月29日にYouTubeで謝罪動画を投稿した件を、“亮とかがちゃんと終わって、順番を経て宮迫さん(が復帰)っていうほうが僕はいいのにな”と話していました。もっとも、この際も“ 謝罪動画じゃなくて、次の動画が楽しみになりますよね”と前向きに締めていましたけどね」(前出の女性誌記者)

 宮迫と亮は若手時代に“因縁”があったことも、今回の動画で明かされた。90年代当時、宮迫は事務所のユニット『吉本印天然素材』のリーダーを務めていたのだが、東京の拠点となる銀座七丁目劇場の利用についてのゴタゴタもあり、加藤ら“東京勢”と宮迫ら“関西勢”は関係が悪かったのだ。今回の動画でも互いに「大嫌いだった」「ギスギスだった」と当時を振り返っている。

■意外なロンブー・亮との因縁

「劇場近くのデパート屋上で営業した際に、雨上がり決死隊と極楽とんぼは初めて普通に世間話をして、お互いいい印象を抱いた。宮迫は“下はモメてるけど、長同士(雨上がりと極楽)が和解やな”と感じ、加藤も”認識が変わった瞬間”としていました。宮迫と加藤は互いにサッカー経験者で、相方の蛍原と山本はお互い野球部出身で同い年。そこで仲良しとまではいかないが、認識が変わったそうです。

 ところが、両者が和んだ帰り、デパートの階段を下りていく途中の踊り場で、宮迫はすごい顔でこちらを睨みつけるロンブー・亮に遭遇。当時、トガっていたこともあり“飛んで顔面蹴ったろかと思ったけど周りに止められた”と振り返っていました。若手の頃から因縁があったんですね(笑)」(前出の記者)

 非常に濃いトークだったが、企画は前半に過ぎない。翌日9日には酒も入り、『加藤浩次と対談していたら、いつの間にかスッキリ収録になっていた件』として、さらにトークが展開。こちらも「テレビで共演してこの時のことを話せる日を待っています」「加藤さんの嘘のない素直な人柄はやっぱり好き。宮迫さんの優しさも引き出してくれてる。素敵でした。」「加藤さんはズバズバ切り込んでくれるから、信頼できる!」と大盛況だった。

 宮迫のいろいろな思い出や心境を、聞く思い切りの良さと、失敗についてはバッサリ切り捨てる勢いの良さ。ただ「狂犬」なだけでない思いやりも合わせて、加藤の切り込み力の凄さがあらためてよく分かるコラボだったーー。

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