コロナがあぶり出した偽装結婚の闇「性産業の北欧女性は3万円が払えずに…」 (2/2ページ)

Asagei Biz

そのため、多少ブローカーにふっ掛けられても、条件を飲んでしまう女性が後を絶たないと言われています」(前出・社会部記者)

 日本人との結婚で得られる「日本人の配偶者等」、略して“日配”を取得すれば、就労活動に制限がなくなり、転職や副業も自由になるばかりか、婚姻後3年以上日本に在留しているなどの要件を満たせば、比較的早く在留資格の更新が必要ない「永住者」への変更申請ができるようになるという。

 とはいえ、コロナ禍の影響で、“お水系”や性産業に従事する女性の収入が激減。ブローカーや男性側への支払いが滞るトラブルが急増しているとも言われる。

「今回のケースについては、まだ詳細は不明ですが、”夫”にすれば毎年妻のために健康保険から年金等まで給料から天引きされても黙っていたのは、月3万円の振り込みがあればこそでしょう。それがコロナ禍で全く入ってこなくなったとしたら……。取り調べに対し”夫”は容疑を認め、女は容疑を否認しているといわれていますからね。そう考えると、払ってもらえないから出るところに出た、と考えても不思議ではありませんね」(前出・社会部記者)

 ブローカーに大枚を払い、偽装結婚目的で来日し、斡旋してくれる性産業の店で働きながらチャンスを待つという外国人女性も増えているというが、昨今では、「ブライダル」と称して、独身男性に対し偽装結婚を応募する裏バイトサイトもあるのだとか。

 これまで水面下で横行していた偽装結婚という紙切れ一枚の犯罪が、コロナ禍の経済的苦境で次々とあぶり出されそうな気配だ。

(灯倫太郎)

※写真はイメージです

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