８月７日に『文春オンライン』で未成年女性との飲酒やホテル疑惑が報じられ、１７日に一定期間の活動自粛処分が発表されたジャニーズの山下智久（３５）。山下の処分や騒動についてワイドショーも取り上げつつあるが、１８日の『とくダネ！』（フジテレビ系）では、この騒動に関連して、意外なお笑い芸人の名前が挙がった。

「狩野英孝（３８）です。狩野は１６年に“６股報道”というスキャンダルが話題になっていた矢先に、１７年１月２０日発売の『ＦＲＩＤＡＹ』（講談社）で当時１７歳の未成年アイドルとの交際疑惑も報じられてしまい、謝罪会見を開いてからおよそ半年間、芸能活動を自粛しました」（女性誌記者）

『とくダネ』では、狩野の件を例に出し、カズレーザー（３６）と小倉智昭（７３）が、

「未成年とお酒を飲んでそのままホテルに行っちゃったというのは、３年前の狩野英孝さんがほぼ同じ状況だった」「狩野さんは半年休んじゃったから。山Ｐは休まなくていいのかってなっちゃうので。前例があるので仕方がないと思いますけど」（カズ）

「まあ、お笑いとアイドルとの立ち位置がかなり違うというのがあるかもわからないね」（小倉）

　と、それぞれコメントしていた。

　思わぬ形で引き合いに出された狩野だったが、実は今月８日に、アンジャッシュ・児嶋一哉（４８）とＹｏｕＴｕｂｅコラボ企画として、『英孝ちゃんが復帰の仕方について語ってくれたぞ。』という動画を投稿。当時のことを振り返っていたので、まさしく絶妙のタイミングとなった。

■本来は渡部の復帰を目指した動画だが…

「『文春オンライン』で、妻の佐々木希がありながら、複数の女性と関係を持っていた“ゲス不倫”が報じられる前日の６月９日に芸能活動自粛を発表。それ以降いまだに謝罪会見などを開いていないアンジャッシュ・渡部建（４７）の復帰について解説する動画でした。タイトル通り、渡部復帰へ向けてのノウハウが中心のトークで、復帰について“半年後だろうが１年だろうが３年だろうが、復帰した時は『早えーよ！』って言われる”など、当事者だった狩野だからこそ語れる生々しさが話題になっていました」（女性誌記者）

　狩野は６股報道の時点では家族や事務所に迷惑はかけたものの仕事も増え、謹慎には至らなかったが、その後未成年交際疑惑が報じられたことで、

「親戚とかにも紹介していたんですよ。ただこっち（６股報道）があって、またすぐこれはちょっと人としてもタレントとしても違うんじゃないかって時に事務所と相談して」

　と、自分から謹慎を申し出たことを明かした。ちなみに、未成年女子との交際について、当時狩野は１月１５日のＦＲＩＤＡＹ取材に対して「少女は２２歳と主張していた」とし、山下と同じく「未成年とは知らなかった」と話している。

「狩野は当時の謝罪会見を振り返り、当時の新聞で多く掲載された写真の構図“上を向いて涙をこらえる狩野”について、会見時は左右は記者、カメラ、下からはガンマイクで囲まれていたために、“目の逃げ場所が上しかなかった”“涙なんか１ミリも出ていなかった”と、意外な真相を明かしています」（前同）

■会見時と謹慎明けのノウハウ

　また、記者の質問について、失言を狙って何度も同じ質問をしてくることを取り上げて、当時、周囲の人間から受けたアドバイスを児嶋に明かしていた。

「狩野は“同じ質問されると、サービス精神もあって同じ言葉では面白くないだろうとなる” “質問されたら（間が嫌で）ポンって返したい”というタレントの習性について”テレビ収録じゃないから、たっぷり間を使って頭の中でちゃんと整理して、口にしなさい” “何回も同じ質問くるけど、同じ答えでいいからね”とアドバイスされたそうです」（前出の記者）

　アイドルと芸人という違いに加え、狩野は自粛前に謝罪会見を行っているが、謹慎明け後の立ち振る舞いは、山下にも通ずるものがあると思われる。

「狩野は謹慎明け当時“反省してるって姿をどう見せたらいいか”と考えた結果、“外食を控える→外食解禁してもお酒は控える→お酒を解禁しても浮かれてる感じを出さないようにシャンパンはＮＧ”と、少しずつ自粛を緩めていったことを話していました。今回の山下の不祥事は、飲み会での未成年飲酒も絡んでいますから、生かせる部分はあるかもしれませんね」（前同）

　タイムリーな形で名前の挙がった狩野。いまの山下にとっては、最高のお手本となる「しくじり先生」なのかもしれないーー。