サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ブラックホールが波乱を演出」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ブラックホールが波乱を演出」

 札幌記念が今週のメインだ。芝2000メートルのGII戦で、北海道シリーズの要の重賞であり、いずれGIへ昇格すべきという声も出るほど、毎年のように好メンバーがそろう。

 今年はノームコア(ヴィクトリアM)、ラッキーライラック(大阪杯などGI3勝)の両牝馬が主役だろうか。牡馬ではマカヒキ(ダービー)、ペルシアンナイト(マイルCS)だが、活躍していた当時の輝きがない。

 定量戦であり、大きく荒れることは少ない。02年に馬単が導入されて以降、これまでの18年間、その馬単での万馬券は4回(馬連も4回)。この間、1番人気馬が3勝(2着8回)、2番人気馬は5勝(2着0回)。1、2番人気馬のワンツー決着は4回。上位人気馬がよく連に絡む重賞で、まずは本命党向きの重賞と言ってよさそうだ。

 4、5歳勢がよく連絡みしているが、これは他の重賞と大差はない。ただ、出走頭数が少ないわりに、牝馬の健闘が目立っている。過去18年でテイエムオーシャン(02年)、ファインモーション(04年)、ヘヴンリーロマンス(05年)、フサイチパンドラ(07年)、フミノイマージン(12年)、ハープスター(14年)と、6頭も勝ち馬が出ている。であれば、なおさら前述した主役2頭のチャンスが大きくなるだろうか。

 しかし、あえて牡馬に期待してみたい。狙いはブラックホールだ。

 3歳馬であり、いきなり古馬相手に荷が重そうにみえるが、ここを目標にしっかりと調整されており、力を出せる状態にある。53キロで戦える強みがあり、実績のある洋芝での競馬なら互角に渡り合えるはずだ。

 1週前の追い切りも軽快かつリズミカル。仕上がりのよさを示していた。「春と比べてそう大きく変わってはいないが、とにかく順調。札幌は相性がいいし、斤量差を考えれば恥ずかしい競馬にはならないと思う」

 相沢調教師は控えめながらも、こうヤル気のほどをにじませる。確かに函館で未勝利戦を勝ち上がり、続くGIII札幌2歳Sを制したように、力を要す洋芝での競馬は得意。晴雨にかかわらず期待を寄せたい。

 もう1頭、注目したいのはイェッツトだ。

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