木村拓哉、ソロ活動最大の壁!?新CMを潰す2つの「ナショナル」!
8月20日、木村拓哉(47)が日産のブランドアンバサダーに起用されることが発表された。
「日産は8月20日のニュースリリースで、木村について“卓越したパフォーマンスで長きにわたりエンターテインメント界のトップを走り続けている木村拓哉さんは、まさに数々の挑戦と革新をつづけてきた人物”と評価し、“その圧倒的な存在感と説得力で日産の想いを代弁するとともに、新しい日産の世界観を表現していただきます”とコメントしています。
同日付の『ロイター』の記事によると、日産は今回の木村の起用で、国内の宣伝戦略を刷新。カルロス・ゴーン前会長(66)が逮捕されるなど、低下したイメージを回復し、落ち込む販売のテコ入れをする、と報じています。日産は7月15日にもブランドロゴを19年ぶりに新しくしたことを公表しましたし、今回の木村の起用も、日産にとってかなり重要なチャレンジだと思われます」(経済誌ライター)
8月22日から木村の出演するテレビCM「やっちゃえ NISSAN 幕開け篇」が放送され、同月24日からは都内各所で屋外広告も掲出。一足先にブランドサイトでは、テレビCMの60秒版が公開されている。
「今回のCMで木村は日産の往年の名車を乗り継ぎ、最後に7月15日に発表された新型の電気自動車“アリア”に乗り込みます。木村は日産の挑戦の歴史や車への情熱を力強く語っており、最後にキャッチコピーの“やっちゃえ日産”をキメるという内容になっています」(前同)
日産のブランドサポーターという大役を担っていく木村だが、気になる点もあるという。芸能プロ関係者は言う。
「今回のCMでは、木村にとって大きな2つの壁が立ちはだかっていると言えるでしょうね。1つは木村がかつてCMに出演していた“トヨタの壁”です」
■「やっちゃえ」といえば……
テレビ放送に先駆けてネットで公開された木村の日産のCMは、ツイッターでも大きな話題になり8月20日に一時はトレンド入りも果たした。
ツイッター上に寄せられた反応を見てみると、「キムタクが日産かぁ。トヨタのイメージ強いけど」や「トヨタのイメージがあるからNISSANに違和感」など、トヨタと木村に関する投稿が相次いだ。
「木村は1994年に、トヨタの初代RAV4のCMに出演し、当時一世を風靡しました。2004年からはカローラフィールダーのCMに出演し、中断期間もありつつ2017年までの長期間出演。ギターリストに扮した木村が車に乗り込む姿や、ドゥービー・ブラザーズの名曲“ホワット・ア・フール・ビリーヴス”をバックにアウトドアに出かけるなど、印象的なCMに出演していました。こうしたトヨタCMでの活躍ぶりから、“キムタクといえばトヨタ”というイメージを持っている人も少なくないようです」(女性誌記者)
長年タッグを組んできたトヨタのイメージだけでなく、もう1つ乗り越えなければならない壁があるという。
「木村はCMのラストに“やっちゃえ日産”とキャッチコピーを言うのですが、これも国民的ロックスター・矢沢永吉(70)のイメージが根強いですよね。ネット上では“矢沢永吉さんから木村拓哉さんに変わると聞いたけど、なんかなぁ”や“『やっちゃえ』は矢沢のイメージだけど(笑)”といった声が見られます。
矢沢は2015年から木村が就任するまで日産のアンバサダーを務めていて、“やっちゃえ日産”や“ぶっちぎれ技術の日産”は矢沢が出演するCMを象徴するようなキャッチコピーでした。そのため、違和感を覚える人も少なくないようです」(前同)
■パパ路線が奏功!?
前出の芸能プロ関係者は話す。
「日産のCM出演は木村にとってかなりの大仕事になるでしょう。自身についているトヨタのイメージと日産のCMに根付いている矢沢のイメージの2つを塗り替える必要があるでしょうからね」
日本が世界に誇る車メーカー・トヨタ、そして日本のロックシーンのレジェンドに君臨する矢沢。“日本の2つのトップの壁”とも言えそうだが、
「今年に入り、木村の娘のCocomi(19)やKoki,(17)がSNSで木村家での様子を発信。木村自身も4月には妻の工藤静香(50)とのツーショット写真を投稿し、5月発売の生活情報誌『ESSE』(扶桑社)の表紙を飾るなど、家庭的な一面や父親らしい姿を見せて、パパ路線へのシフトチェンジが著しいと言われています。
それまでのジャニーズでのトップアイドルのイメージを塗り替えるのは困難だったと思いますが、6月に発表された、ベネッセコーポレーションの妊娠・出産情報誌の『たまごクラブ』と育児情報誌『ひよこクラブ』の実施する“たまひよ 理想のパパランキング”では、自身初のトップテン入りとなる10位にランクインするなど“成果”も出てきます。
自身のパパ路線へのイメージチェンジも上手くいっている木村に、日産は今回のCMで、ゴーン騒動以降のイメージ刷新を託した形なのではないでしょうか。コロナ禍で家庭生活の重要度が増す今、車メーカーもよりファミリー層を意識して生産、販売していく必要があるでしょうからね」(前同)
すでにSNS上では、「ゴーンの騒動以来、NISSANのイメージがゴーンになっちゃってたんだけど、それがキムタクに上書きされた感じがする」や「キムタクさんの使い方うまい、イメージも男前」といった好意的なコメントも寄せられている。今後、こうした意見をどれだけ増やせるか。木村にとっての大一番が始まる!?