爆笑!猛暑もコロナもぶっ飛ばせ対談「笑福亭鶴光×三遊亭好楽」(2)今やったらオレオレ詐欺や (2/3ページ)
それ、全部飲んじゃった(笑)。それから、師匠の自宅そばのスナックに行ったら、棚にジョニーウォーカーの赤が燦然と輝いていて、値段も聞かずに仲間と飲み始めたの。
鶴光 1ドルが360円の時代や。
好楽 当時、鈴本で働くと1日100円だったのに、ツケが5万1000円。師匠が「バカ野郎、破門だ!」。すぐに隣の米屋さんに電話借りて、お袋に「悪いけど、おカネ持ってきて」って。
鶴光 今やったら、オレオレ詐欺て思われるで。
好楽 「いくらだい?」「5万1000円」。お袋、「ぎゃおー!」って聞いたことのない声で叫んだね。近所の人に借りたんだろうね。クチャクチャの100円札、500円札を持ってきた。
鶴光 ドラマ「北の国から」(フジテレビ系)の泥のついた1万円札と同じや。
好楽 師匠、「この親不孝者め」って、アタシを連れてスナックに行き、今度は逆に「こんな子供に飲ませるとは」って怒ったの。そしたら1万円負けてくれた(笑)。
鶴光 破門は何回?
好楽 全部、酒がらみで23回。数えてる兄弟子がいたの。(立川)談志師匠でさえ13回なんだって。
鶴光 ウチの師匠の(六代目笑福亭)松鶴は、機嫌が悪いと、とりあえず「紋付返せ。明日持ってこい」。翌朝、入り口で待ってて、「アホンダラ、ボケ、カス」言うたあと、「入れ」。ワシの「うぐいすだにミュージックホール」がヒットした時も、「ストリップの歌なんか歌いやがって」と3カ月の破門。何やかやと難癖。
好楽 すごいね。
笑福亭鶴光(しょうふくてい・つるこ)1948年1月18日、大阪市出身。67年、上方落語の六代目笑福亭松鶴に入門。74年からニッポン放送「オールナイトニッポン」などのパーソナリティとして人気。東京を拠点に上方落語の発展に尽くす。上方落語協会顧問。