平均寿命を超えた22歳のジャイアントパンダ、無事に赤ちゃんを出産(アメリカ) (3/4ページ)
今回、メイシャンの妊活は動物園がコロナによるパンデミックで一時休館となった間に行われた。
スタッフチームは、3月中旬にメイシャンが庭を歩き回ったり水遊びをしたりする行動の中に変化を発見し、「もしかしたら妊娠の準備ができているのかもしれない」と推測。
そこで3月22日、オスのティエンティエンの凍結精子を使って人工授精をメイシャンに試みた。
スタッフチームは、メイシャンの妊娠の可能性が1%未満であることを覚悟していたが、辛抱強く見守り続けた。
パンデミックの最中ということもあり、スタッフは慎重に観察機器をセットアップし、観察するスタッフの人数も制限することで接触を最小限にするなど、特別な予防策を講じて来た。
Giant Panda Mei Xiang Cares for Her Cub at Smithsonian's National Zoo
・メイシャンが貴重な種の生存に貢献できたことにスタッフら歓喜
無事に出産を終えたメイシャンと、元気に生まれた赤ちゃんにスタッフ一同、歓喜の声を挙げたのは言うまでもない。
動物園の責任者スティーヴ・モンフロントさんは、希少なジャイアントパンダの出産の喜びをこのように語っている。
メイシャンは高齢なために、妊娠の可能性がかなり低いことはわかっていました。ですが、わずかな可能性に賭けたかったのです。種の生存に貢献できる機会を、メイシャンにもう一度与えたかった。今回のメイシャンの妊娠は、まさに奇跡と言えるでしょう。
ジャイアントパンダは、絶滅の危機に瀕した野生生物であり、希望の国際的シンボルです。この貴重な赤ちゃんの誕生が、世界に純粋な喜びの瞬間をもたらしたことを、とても嬉しく思っています。