脳の病気を患った後、4か国の外国語なまりで英語を話すようになった女性(イギリス) (3/4ページ)
「外国語様アクセント症候群」と呼ばれるその症状は、例えばアメリカ出身でアメリカ育ちの人物がイギリス訛りやオーストラリア訛りの英語で話したり、オーストラリア人が行ったこともない東ヨーロッパ訛りで話したりするようになるというもので、周りからは出身において誤解を受けることもしばしばだ。
エミリーさんも、3月にその「外国語様アクセント症候群」であると診断を受けた。

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・慣れない外国語訛りの英語を発する自分に葛藤する日々
現在、エミリーさんは休職中だ。外国語様アクセント症候群と診断されて以来、言語療法士にセラピーを受けており、いまだ脳梗塞からの回復途中という理由が一番大きいが、慣れない外国訛りの英語を話す自分に大きなショックとストレスを感じてしまい、職場復帰が困難な状況だという。
言葉が再び話せるようになった時はとても興奮し、喜びました。でも今は自分の口から出る言葉が自分のものとは認識できず、自分の声でないような気もします。
事情を知らない周りからは、私の話し方から私を移民や観光客と勘違いし、差別的な態度を取ることも考えられるため、それがストレスを悪化させることにもなりかねないので、今は仕事を休んでいます。
まだ31歳なのに、数か月で自分の人生がこんなに劇的に変わるとは思ってもいなかったので、とてもショックです。今の私にとって最も困難なのは、この訛りを自身が受け入れて問題ないと思えるようになること、すぐに言葉を発することができなくても大丈夫だと思えるようになることです。
今はまだ慣れていませんが、きっといつかそう思える日が来ることを願っています。
医師によると、外国語様アクセント症候群を抱える患者は、長い間もしくはこの先一生、その症状が残る可能性があるという。