「伝わらない話し方」をしてしまう理由 (3/4ページ)
人と会話することに不安を感じたり、大人数の前で緊張したりして、「次に何を言うべきか」を過剰に考えてしまうと、それが転じて言葉足らずになってしまうのです。
考え過ぎるが故に、人と話している時に不安や緊張に意識を取られ、本来自分が言おうとしていることが話せずに言葉足らずになります。
◇(2)言葉を翻訳できていない
「察して」が顕著な例ですが、言葉足らずな人は自分の感情や考えていることを適切に言葉に置き換えて発信することが苦手です。
これは、「自分がどう思っていて、どうしたいのか。そして、どうしてほしいのか?」を、その場に適切かつ相手が不快にならないかたちで伝えるための「言葉の型」を知らないといえます。
説明がうまい人は、「適切な言い換え=自分の理解の翻訳作業」が非常に優れています。
◇(3)「自分=標準」と思っている
自分が分かっていることは、当然相手も分かっていると無意識的、または意識的に考えています。そのため、前提情報の共有が漏れていたり、自分の理解度に相手を合わせ説明を省いてしまったりして、結果として言葉足らずな状況を生み出してしまいます。
相手と自分が、同じ言葉を同じ意味で使っているか? どの程度の理解を前提としているか? などの「気にし過ぎる」くらいの確認は、コミュニケーションにおいて重要になります。
■言葉足らずの改善法
仕事でもプライベートでもさまざまな問題が生じる「言葉足らず」。改善する方法は以下の3つです。
◇(1)頭の中で整理してから話す
思い付いたことをそのまま口にしたり、考えながら話したりすると、結局何が伝えたいのか分からない会話になりやすいです。
人は、会話の流れを推測しながら話を聞いています。言葉足らずな人は、その推測を悪い意味で裏切ります。