「伝わらない話し方」をしてしまう理由 (2/4ページ)
いわゆる「におわせ」的な物言いで、相手の出方をうかがったり、相手が気持ちをくんでくれることを期待してしまったりするのは、文字通り「言葉足らず」といえます。
はっきりと言わないで「〇〇だったらいいのにな」と自分の希望を願望のように伝えたり、「△△ちゃんの彼氏は○○してくれるらしいよ」と伝聞系で行動を促したり……。これらの「当人は明確な意思があるのに、相手には伝わらない。もしくは伝わっても不快感が生まれる」伝え方はまさに言葉足らずでしょう。
また私のように、近しい人とのコミュニケーションだからと、主語が抜ける話し方をする人も注意が必要です。
◇(3)友人の場合
友人間であっても「言葉足らず」が原因で、誤解を生む場合はあります。また、それがきっかけで関係がギクシャクすることも……。近年はSNS、LINEなどの文字コミュニケーションも多く、それらを活用した場合の「言葉足らず」で実際の関係にも影響が出るパターンも見られます。
少し古いデータですが、総務省が2015年に発表した「社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究」では、調査対象者1178人のうち、約15%がSNS上でのトラブルを経験しています。
そして、そのトラブルが発生した理由の1位は「自分の発言が自分の意図とは異なる意味で他人に受け取られてしまった(誤解)」で7.4%と最も多く、「言葉足らず」がSNSでもトラブルの原因になりやすいことが分かります。
■言葉足らずな人になってしまう理由
言葉足らずな人は、総じて「コミュニケーションが苦手」といえます。ただ、これは「しゃべるのが好き・嫌い」とは軸が少し違います。会話のキャッチボールができず双方の意思疎通がスムーズに取れないということです。
では、どうして言葉足らずになってしまうのでしょうか? 共通点を見ていきましょう。
◇(1)「何を言うべきか」考え過ぎてしまう
「正解を出さねば」と考え過ぎてしまう人は、言葉足らずになりがちです。