「学校つぶせ」部活クラスターに誹謗中傷の嵐!「自粛警察」はこんなにヤバい (2/2ページ)
ますます家から出られなくなる》といった、やりきれない声も少なくなかった。
社会心理に詳しいジャーナリストが語る。
「緊急事態宣言期間中に営業をしていた飲食店に『自粛要請ビラ』を貼り付ける。また、マスクを着用していない人を見つけると、着用を促すよう横柄に振る舞う。さらにはお盆で帰省していた人たちに対しては『このコロナが流行している最中に帰省するとは何事か!』と訴える……、今回の生徒たちによる誹謗中傷と、こういった言動との根っこにある心理はおそらく同じもので、『俺たちは頑なに決まりを守っているのに』という思いが強い彼らは、暗黙の了解を破られたと感じると、その対象が許せなくなる。で、『なんであいつはマスクをしていないんだ』『なぜあいつは自粛せずに旅行に行ってるんだ』と、鬱屈した感情を外に向けることで『自粛警察』となって現れるんです。しかも、個人主義という意識が強い欧米に比べ、村社会として発展してきた日本には、”右へならえ”という意識が強い。そのため、村八分状態になりやすく、差別や偏見、誹謗中傷などが起こりやすい。そう考えると、コロナ禍が長引けば長引くほど、自粛警察はエスカレートしていくでしょうね」
人を疑心暗鬼にさせ、お互いがお互いを傷つけあう。コロナ禍は人間の醜い一面をも浮き彫りにしたようだ。
(灯倫太郎)