くりぃむしちゅー&さまぁ~ず、壊滅的視聴率、打ち切り、50万ジリ貧!!

日刊大衆

三村マサカズ(さまぁ~ず)、有田哲平(くりぃむしちゅー)
三村マサカズ(さまぁ~ず)、有田哲平(くりぃむしちゅー)

 フジテレビが、安藤優子(61)MCの『直撃LIVE グッディ!』を打ち切って、坂上忍(53)MCの『バイキング』の放送時間を1時間延長するなど、今年の秋の改編期にはテレビ業界に大きな変化が起きようとしている。

「それは新型コロナウイルスの影響が大きいんです。このコロナ禍で大手企業が広告出稿を減らしたこと、イベントの中止が相次いだことでテレビ各局の収入も激減。YouTubeや、Netflixなどの動画配信サービスの台頭で以前からテレビ離れが進み、縮小傾向にあったテレビ事業ですが、ここにきてかなりの危機に直面しているんです。

 フジテレビでは各番組に億単位の制作費削減を迫っているといいますし、各局、広告出稿が望めないシニア層向けの番組をすべて打ち切って、若者向けの番組を増やそうという改革が急ピッチで進められています。

 くりぃむしちゅー有田哲平さん(49)の冠番組もスタートしたばかりですが、早くも打ち切られるんじゃないかという話がささやかれていますよ」(制作会社関係者)

■『有田プレビュールーム』が早々に危ない!?

 2017年10月から今年3月まで続いたTBS系『名医のTHE太鼓判!』の後番組として、7月6日よりスタートした『有田プレビュールーム』(月曜19時~)。

 同番組は有田がMCを務め、「VTRプレゼンター」として登場する有名人が自身の私生活や趣味などに関するVTRを持ち込み、プレゼン。その後、有田をはじめとする審査員が今後も「シリーズ化」したいどうかジャッジするというバラエティ番組だ。

「月曜19時というゴールデン帯にもかかわらず、初回の世帯視聴率は3.9%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)で、つい最近の放送回も3.1%。これはヤバいどころではない低視聴率で、“もし自分が番組のスタッフだったら街も歩けませんよ……”と話す業界関係者もいるほど。

 ただ、決して有田さんだけが悪いわけではないでしょうね。彼は『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)や『有田P おもてなす』(NHK総合)など、人気番組も抱えていますからね。番組の内容面をつめられなかった、ということでしょうか……。

 ただ、ここ最近はお笑い第7世代の勢いが凄まじく、それに食われてしまっていると考える関係者も少なくありません」(前出の制作会社関係者)

■嵐よりも第7世代

 ここ最近、霜降り明星をはじめ、EXITミキハナコぺこぱ宮下草薙四千頭身かが屋納言など、第7世代の芸人のテレビ出演が目に見えて増えている。

 6月からは霜降り明星、ミキ、EXITの冠番組『霜降りミキXIT』(TBS系)もスタートしたほか、第7世代をフィーチャーした番組『第7キングダム』や『お笑いG7サミット』(ともに日本テレビ系)なども始まった。

「第7世代の芸人は10~20代の若者から圧倒的な支持を得ています。テレビ局は、これまでの世帯視聴率から個人視聴率を重視するようになってきているんです。それは個人視聴率のほうが『視聴者の関心分野をより詳しく分析できる』ためで、広告を出すスポンサー企業にも分かりやすい指標になるから。

 そしてスポンサーには、視聴者としてシニア層より、CMを打つ商品が売れる若年層を求めるている企業が多い。そのため、若者世代に訴求力のある第7世代が求められているということなんです。一部では30~40代のファンが多いよりも“第7世代のほうが数字を持っている”と考えるスタッフもいるほど。

 そう考えると、有田さんは来年で50歳。若者の個人視聴率はあまり望めない芸人になってきているということなのではないでしょうか」(前同)

■『さまぁ~ず×さまぁ~ず』終了へ

 テレビ朝日でも大きな番組改革が進められており、深夜帯に放送されている『しくじり先生 俺みたいになるな!!』や、くりぃむしちゅーがMCを務める『くりぃむナンチャラ』、さまぁ~ずの『さまぁ~ず×さまぁ~ず』といった番組を、ほぼすべて終了させて“リセット”し、20分程度の短い番組を多数連続して放送する、大改編を行う予定だという報道もある。

「その20分番組の1本あたりの制作費が、出演者のギャラなどすべて含めて50万円だというから驚きですよね……。そして、テレビ朝日がくりぃむしちゅーとさまぁ〜ずの関係者サイドに番組終了の話を持ちかけたところ、“いやいやいや、ちょっと待ってください”という反応だったといいます。

 若手ならまだしも、くりぃむしちゅーとさまぁ~ずはダウンタウンウッチャンナンチャンなどに次ぐテレビ界の中核で、まだまだ引く手あまた。それにこれまで局にも貢献してきたわけですからね。

 終了を伝えられた『くりぃむナンチャラ』は粘りに粘った交渉が実ったのか、番組の継続が決まったという話ですね。ただ、2007年から続く長寿番組『さまぁ~ず×さまぁ~ず』は終了することになると聞いています。

 ただ、テレ朝は深夜帯の番組は総じて1本50万円の制作費でやるということですから、くりぃむしちゅー2人であっても、驚くようなギャラでやらざるをえないことになるのではないでしょうか」(放送作家)

■このままいくと半年でフェイドアウト?

 さまぁ~ずの番組では、テレビ東京の『モヤモヤさまぁ〜ず2』が、現在放送中の18時30分から、日曜21時に移動するという話もある。

「現在、裏にはTOKIOの『鉄腕ダッシュ』(日本テレビ系)がありますからね。ただ移動先にも、同じ日テレの『行列のできる法律相談所』がある。どこか、都合よく使われているような気もしますよね。

 さまぁ~ずとくりぃむしちゅーの人気も実力も、視聴者も業界関係者も認めるところ。しかし2組とも50代に差し掛かり、厳しい言い方ですが、若者世代のコア視聴率は期待できないといえるでしょう。テレビ局やスポンサー企業の評価基準が世帯視聴率から個人視聴率に変わってしまったことで、2組とも求められる枠から外れてしまったということなのかもしれません。

 有田さんの冠番組『有田プレビュールーム』も今の視聴率が続くと、後の時間帯に放送されている千鳥の『クイズ!THE違和感』や『アイアム冒険少年』、『CDTV ライブ!ライブ!』といった番組の特番が多く放送されるようになり、『有田プレビュールーム』は放送回を減らして、そのままフェイドアウトする可能性が出てくる。

 早期に挽回していかないと、いくら有田さんの番組だといっても、下手したら、事実上、半年で足らずで打ち切りになっていた、ということになるかもしれません……」(前出の放送作家)

 実力者で多くのお笑いファンを持つさまぁ~ず、くりぃむの両者でも、様変わりしてしまった今のテレビ界では、生き残れるかどうかの瀬戸際ということなのか。はたしてベテラン2組に打つ手はあるか?

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