地球の生命はやはり宇宙から来ていたのか?細菌は宇宙空間で何年も生き続けられるという新たな証拠(JAXA) (3/4ページ)
そして『Frontiers in Microbiology』(8月26日付)に掲載された研究によると、宇宙空間にさらされたペレットは、3年にもわたり微小重力、強烈な紫外線、極端な温度にも耐えて生存したとのことだ。

最強細菌、デイノコッカス・ラディオデュランス image by:public domain/wikimedia
・死んだ細胞がシールドの役割をはたす
生存が確認されたのは厚さ500マイクロメートル(0.5ミリ)よりも厚いペレットで、その細胞を培養したところ、DNAのダメージまで修復されていたという。
ペレットの表面は、紫外線によってDNAがひどい損傷を受け、また炭素結合が引き裂かれた結果として白化していたようだ。しかしその下は、死んだ細胞に守られてそのようなダメージが特に検出されなかった。
表面の劣化具合から推測すると、細胞ペレットの厚さが1ミリあれば、デイノコッカス・ラディオデュランスなら2~8年は宇宙で生き延びられると考えられるそうだ。
・細胞の集合体という宇宙の方舟
山岸明彦教授によれば、地球と火星は、最短軌道を行くなら数ヶ月から数年で到達することができる。
つまりデイノコッカスは、その旅路を生き抜くだけの耐性を持っており、そのペレットは微生物にとっての宇宙の方舟になれるということだ。