仕事のストレス8大原因

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仕事のストレス8大原因
仕事のストレス8大原因

世の中の約8割の女性は、仕事に何かしらのストレスを抱えているといわれています。

仮に8時間労働で通勤時間も考慮すると、起きている時間のほとんどがストレスを抱えながら仕事をしているようなもの。

だからこそ、ストレスとうまく付き合っていきたいですよね。

■仕事のストレスの原因8つ

仕事上の何をストレスと感じるか、その人の性格や職種によってもさまざまですが、主に以下の8つがストレスの原因になることが多いようです。

◇(1)職場の人間関係

離職理由の第1位ともいわれる職場の人間関係のストレス。

上下関係や利害関係、また競争関係など多岐にわたる要因から、言いたいことが自由に言えず気を使う状態に陥りやすいので、どうしてもストレスを抱えることが多くなりがちです。

◇(2)仕事量に給料が見合わない

ギブアンドテイクという言葉がありますが、人は与えた分だけの見返りを求める傾向にあります。十分な見返りがあれば満足感につながりますが、このバランスが崩れると不満を感じ、ストレスを生みます。

◇(3)上司からのハラスメント

上司は権威の象徴ですので、どうしても主従関係が生まれやすいもの。上司が威圧的だと従う立場の人は、感情を抑圧しなければならないことが多くなります。

そうして我慢をすることでストレスを感じ、同時に恐怖心を抱くことにもなるので、余計にストレスが増えていきます。

◇(4)同僚との競争

仕事では、常に「評価」をされています。この評価には、出世や人事異動、大きな仕事を任せてもらえるか否かなどが左右されます。だからこそ、少しでも評価が良くなるように周りの人と競争するようになります。

競争をすることで劣等感を抱く場面も多くなり、この劣等感がストレスを生むのです。

◇(5)キャパ以上に仕事を抱えてしまう

私たちは仕事ができない人間に見られないよう、自分の能力を超えた仕事量を抱えてしまうことがあります。これは心理学的には「補償行為」という心理で、もともと感じている自分の無価値感を補うためにしてしまう行為です。

この無価値感が強い人ほど無理をしてしまう傾向が強く、その分プレッシャーを感じてストレスを生み出します。

◇(6)仕事への評価が足りない

人は承認欲求、つまり「頑張りを認められたい」という気持ちを持っています。自分の頑張りが認められないと、この気持ちが満たされないため、ストレスを感じます。

◇(7)人の目を過剰に意識してしまう

自分は好かれているのか、そうじゃないのか。ランチを1人で食べていたら、どう思われるのか。会社の飲み会を断ったらどう思われるのかなど、自分がどう見られているのか、他人軸で自分を評価している人はストレスを感じやすい傾向があります。

◇(8)自分らしさが発揮できない

仕事は自分の力や才能を発揮する場です。でもその場で、力を発揮できないとしたら。それはあなたらしさが出せていないということでもあるので、ストレスを感じるのはある意味当然かもしれませんね。

■ストレスがたまりやすい人の特徴

同じ状況下なのに、ストレスを感じやすい人、感じにくい人は確かに存在します。一体どんな人がストレスをためてしまいがちなのか、見ていきましょう。

◇(1)真面目で完璧主義

できないことや失敗を悪と捉えて、常に成功を追い求めています。

全てが100%成功するということはまずありえないので、失敗した分だけ、自分を責めてしまいます。自己攻撃は大きなストレスを生み出します。

◇(2)負けず嫌い

負けず嫌いな人は、他人との優劣を常に意識しています。勝っている時は優越感があり問題無いのですが、負けた時は、劣等感でいっぱいになり、「自分はダメな人間だ」と強く思う自己攻撃をしてしまいます。

◇(3)せっかち

せっかちな人は、仕事の処理スピードが速い分、他人への評価が厳しくなる傾向にあります。なので、相手とリラックスした人間関係を築きにくく、漠然とした焦燥感や不安感を抱えやすいようです。

◇(4)周りの目が気になる

周りの目が気になる人は、自分で自分を認められない人でもあります。心理学には「投影の法則」というものがあり、自分で自分を認めてあげられない場合、他人も自分を認めてくれないのでは、と感じます。

そうすると、周りから常にダメ出しされているような気持ちになり、ストレスを抱えやすくなります。

◇(5)消極的

消極的な人の行動パターンの1つに、「受け身」というものがあります。自分から何かをするのではなく、どうにかしてもらうことを期待して待っているのです。

常に他人任せなので、自分の欲しいタイミングで期待していることがかなわないため、ストレスを抱えやすくなります。

■会社を辞める前に試したいストレス対処法

ストレスが大きいと「もう何もかもが嫌!」と思ってしまうのも分かります。嫌な気持ちを抱えながら仕事をするのはつらいですよね。

でも、辞めるという選択をする前に、ちょっと試してほしいことを5つ集めてみました。私も実際やっていて効果を感じているものばかりです。

◇(1)運動をする

運動により脳の血流が良くなり活性化することで、幸せホルモンともいわれるセロトニンなどが増えるとされています。

脳内のセロトニンの量が増えると、心が落ち着いて爽やかな気分になっていくので、ストレスを手放すことができるでしょう。

◇(2)つらい気持ちを誰かに話す

人間は「話す」ことで、抱えている感情を「放す」ことができます。特に女性は共感のコミュニケーションがとても得意。

「そうかー、それつらかったよね」「うん、その気持ち分かるよー!」と友達などに共感してもらった経験、あなたにもありませんか?

その共感のコミュニケーションは、ストレスを軽減することにとても効果的です。

◇(3)旅行をする

人間は「共鳴」という心の力があります。その場の雰囲気に、私たちの感情が影響を受けるのです。

森で森林浴をしたり、ゆったりと温泉につかったりなど、別空間に移動することで、心を占める感情がストレスではないものになっていきますよ。

◇(4)エステやマッサージでリラックス

エステやマッサージなど、「自分を労ってあげる行為」は自分を大切に扱っている、と自覚しやすいもの。自分自身を大切にできると自己肯定感が上がり、ストレスに立ち向かう心の力もアップします。

◇(5)お笑い番組などでたくさん笑う

ある研究では、ストレスを受けた時に増えるといわれるホルモン「コルチゾール」の量が、落語を見て大笑いをした後、明らかに減少したそうです。

実際、大笑いした後はどこか気持ちが晴れやかになりスッキリとしますよね。意識的に笑うことを心掛けましょう。

仕事のストレスは誰もが抱えるもの

仕事は、常に人と競争したり自分のダメさを感じたりする場面が、どうしても多くなるもの。承認されたい気持ちや上下関係から生まれる理不尽さなどを多く感じやすい環境下でもあります。

なので、ストレスを感じるたびにイライラして落ち込んで、「もう仕事辞めたい」と思うより、うまく付き合っていく方法を探して取り入れていく方が、はるかに現実的で前向きになれます。

ご紹介した対処法で、少しでもストレスが解消できて、あなたが元気に仕事と向き合えますように。

(沼田みえ子)

※画像はイメージです

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