「弊社」は社内の人に使ってもOK? (2/3ページ)
・「この度は弊社の不手際で、お客様に多大なるご迷惑をお掛けして申し訳ございません」
・「○○様、本日はご多忙の中、弊社までお越しくださいましてありがとうございました」
◇文書の場合
例えば、顧客先へのあいさつ文では、以下のように用います。
・「日頃より、弊社の○○サービスをご利用いただきまして、ありがとうございます」
・「今後とも弊社への変わらぬご愛顧をいただけますよう、よろしくお願いいたします」
■「弊社」以外の表現(例文付き)
「弊社」の他にも、自分の会社を表現する言葉があります。
ここでは「当社」「自社」「わが社」「小社」「私ども」について、それぞれの使い方を紹介していきます。
◇「当社」は社内外で用いる
「当社」の「当」は丁寧語に分類され対等の意味があるために、基本的には社内、または利害関係のない人に対して使います。
言い換えれば、相手と自分の会社が対等であるというニュアンスを相手にアピールできる効果を活用して、譲歩できない要求の拒否やこちらからの提案など、毅然とした印象を与える場合にふさわしい表現といえるでしょう。
☆例文:顧客への交渉時や社内に向けてメッセージを伝える時
・「当社としましては、この条件は受け入れかねます」
・「当社の今期の目標達成には、社員全員の協力が不可欠です」
◇「自社」は社内で用いる
「当社」よりも丁寧さが下がる表現で、謙譲語の意味はありません。社内の身近な人の会話に使われます。