階戸瑠李さん急逝『全裸監督』『半沢直樹』に出演も…純烈他からの哀切追悼

日刊大衆

階戸瑠李さん
階戸瑠李さん

 8月30日、衝撃の一報が芸能界をかけめぐった。『半沢直樹』に出演するなど、今後を期待されていた、元グラビアアイドルで女優の階戸瑠李(しなと・るり)さんが、8月28日に急逝していたことが、所属事務所からの発表で明らかとなったのだ。

 事務所の公式サイトでは、

「弊社所属の女優 階戸瑠李(享年31)が、2020年8月28日、急逝いたしました。

 自宅にて持病による発作が起き、本人と連絡が取れないことを心配したご家族が、自宅を訪問し発見された次第です。(元々、てんかんを少し有しておりましたが、現在確認中となります)

 警察からも、事件や自殺の可能性は無いものと判断されています。

 弊社といたしましても、あまりにも突然の訃報に接し現実を受け入れ難く、とても残念でなりません。

 皆様におかれましては、これまで階戸瑠李を温かく見守ってくださいましたこと心よりお礼申し上げます。

 本当にありがとうございます。

 葬儀、告別式に関しましては、ご遺族のご意向にてご親族のみで執り行わせて頂きます。

 故人への生前の厚誼に深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

 尚、マスコミの皆さまにおかれましては、ご親族への取材や、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。」

 と、つづられている。

■『半沢直樹』で注目を集めていた

「階戸さんは13年に『ミスFLASH』でグランプリを受賞するなどグラビアアイドルとして活動していたほか、演技方面では、12年以降数多くの舞台に出演していました。映像作品でもキャリアを順調に積んでいて、いくつかのドラマに出演。

 今回の『半沢直樹』で、本格的に名が売れ始めていただけに、残念ですね。

 Netflixで全世界に配信された山田孝之主演の、セクシービデオ監督の村西とおる氏の半生を基にしたドラマ『全裸監督』で、村西とおるの元妻・幸子役で第1話に出演していました」(女性誌記者)

 8月16日放送の『半沢直樹』(TBS系)第5話で、階戸さんは、半沢(堺雅人)が訪れた雑居ビルの一角にある『丸岡商工』で1人で留守番している、スマホをいじるまったくやる気のない事務員を演じていた。得意先を装い訪ねてきた半沢に、あっさりと社長の居場所を話してしまうという役だったのだが、絶妙なやる気のなさが視聴者に大好評で、8月31日の時点で、放送当日にツイートした、

〈ということで、丸岡商工のやる気のない社員、北川役でした。笑 あの社長にして、あの社員という感じの緩さですね。私剣道6年間やってたので(ボソ)道場のシーンがいつも胸熱なんです… 来週も楽しみ!〉

 というツイートには、多数のリプライがあり、注目されていた矢先の出来事だった。

■共演者や仕事仲間からも哀しみの声

「階戸さんとこれまで共演していた人も今回の訃報にショックを受けていて、グラビアアイドルの片山萌美(29)と菜乃花(31)はそれぞれ、

“電車で混乱しているので落ち着くためにツイートさせてください。あとで消すと思います。本当に待って。おかしいって、まってよいやは?”、“嘘だ……”と、ツイートしています。このほかにも、同じ事務所に所属する歌謡コーラスグループ・純烈の酒井一圭(45)や、お笑いコンビクマムシの長谷川俊輔(34)など、過去に共演した多くの芸能関係者から、ツイッターなどで追悼メッセージを投稿していますね」(女性誌記者)

 階戸さんのツイッターは、逝去前日の27日21時24分にも投稿があり、急な出来事だったことが分かる。

■映画や読書が好きな人だった

 27日、階戸さんは出演した『WinTicket ミッドナイト競輪』(ABEMA)の宣伝や、ファンレターが事務所に届いたことを報告してからは映画を観に行っていたようで、

《おひとりえいが》

《久しぶりにTOHOシネマズ六本木行きました。今日の映画「ブックスマート」登場人物がみんな愛すべきチャーミングな映画でした~女性の妖精女性の妖精高校時代とか懐かしいなぁ》

《久しぶり六本木》

《ミッドナインティーズ先行上映出遅れた。(ガッカリマーク)がびちょん》

 と、4回ツイートしていた。

「この日に限らず、映画や読書について多くツイートしていて、7月28日には自宅でピース又吉直樹の小説が原作の映画『劇場』を観た、という投稿もしていました。演じるだけじゃなく、観るのも好きな人だったんです……」(映画ライター)

 階戸さんの最期の投稿となった「ミッドナインティーズ~」の投稿には、31日19時時点で182件のメッセージが投稿されていて、訃報前は映画に間に合わなかったことや「がびちょん」という単語に笑う声もあったのだが、現在では《まだ現実を受け入れられずにいます。》《天国で大好きな映画をいっぱい見て、舞台やドラマでいっぱい演技してね。時々グラビアもよろしく》《これからという時に》《さようなら、ゆっくりしてね。》と、悲しみの声で溢れている。

 ブレイクの矢先の悲劇。『全裸監督』や『半沢直樹』など、強烈な作品にも耐えうる演技を見せていただけに残念でならない。心から哀悼の意を表します。

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