関ジャニ・大倉忠義が嵐・松潤から受け継ぐ!「Jの王道演出」のすべて

日刊大衆

(左より)松本潤(嵐)、大倉忠義(関ジャニ∞)
(左より)松本潤(嵐)、大倉忠義(関ジャニ∞)

 8月30日に放送された『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)は、『ゴールデンSP延長戦』と題して、7月29日に放送された、松本潤(36)がゲストだったゴールデンSPの未公開シーン集が放送された。未公開シーンでは、松本がライブ演出をするようになったきっかけも明かされ、非常に貴重な回となったという。

「松本はJr.時代を振り返り、当時アイドルだったジャニーズの滝沢秀明副社長(38)がJr.のコンサート演出を担当していたことを説明。あるとき、滝沢が大阪の舞台で時間が取れず、松本に“お前、代わりに(演出)やらない?”とお願いされたことが、演出を始めるキッカケだったと明かしました。スタジオのサバンナ高橋茂雄(44)が“メンバーのなかで演出向いてるのは松潤ってのが、(滝沢の)どっかにあったんやろな”と指摘すると、当時松本と滝沢は一緒に作曲したり、MDを編集して遊んでいたことが明かされたんです」(制作会社関係者)

『関ジャム』では“支配人”という設定である古田新太(54)は、松本とプライベートでも交流があるが、松本が自身の芝居やショーを観るたびに「古ちん、あれはどうやってるの? ばっかり聞いてくる」「照明はどこに置いてあるとか飲み屋で聞いてくるから、うっとうしい!」と明かしていた。MCの村上信五(38)も語っていたが、脚本以上に演出に注目しているのだという。

「その後、画期的なアイディアで、嵐のコンサートの定番となった“ムービングステージ”をジャニーさんに“面白い!”と褒められた話や、国立競技場コンサートで行われた聖火台で歌うという演出について、嵐に先駆けて聖火台での演出をしたドリカム中村正人(61)と2人で、当時の大変さを語り合っていました。松本の演出について一通り話した後、話題は“松本から見て、関ジャニ∞の演出はどうなのか?”に移りました」(前同)

■松本は大倉の演出を細かく観察

 関ジャニ∞で演出を担当しているのは大倉忠義(35)。バンド演奏やコントなど、松本とは違った方法でコンサートを盛り上げる大倉演出について松本は、

「ジャニーズのカテゴリーのなかで、肩に力が入ってない感じのラフさを感じる。僕が思うに、大倉はそのラフさをすごく意識してると思う」と指摘。大倉が関西ジャニーズJr.の演出も手掛けていることを踏まえて、「(関ジャニより)もっとコンパクトにテンポよく、それぞれのフォーマットに合わせて作ってる感じがする。実は細かいこともできるんだろうと思う」と、高く評価していた。

「グループで最年少の大倉が演出をするようになったきっかけを、高橋がメンバーに尋ねたところ、最年長の横山裕(39)が“元々大倉やってくれてた部分あったんですけど、大倉が入ってくれたほうが楽やなって瞬間が。大倉もそっちのほうがやりやすいんやろなって”“大倉も俺やっていい?って言ってくれたのもある”と、きっかけを明かしました」(前出の関係者)

 ライブで自在に動き回る丸山隆平(36)には「フリーゾーン」を設けて、丸山があちこちに動いたのを見て、メンバー全員が勝手にバランスをとりながら動いているという事実も、村上が明かした。

 その後、村上の「関ジャニでは絶対にできない演出面は、潤を見て学ぶべきところが大いにあるわけでしょ?」という質問に、大倉は「めちゃくちゃありますね」と即答。嵐の20周年ツアーに2回行ったことを明かし、演出の参考にしていることや、関ジャニならではの苦労話を披露した。

■松本は大倉に託したい?

 大倉は関ジャニの芸風を「正統派じゃない」と指摘し、大倉が演出担当をしているJr.グループ『なにわ男子』は正統派であることから、演出をどうすればいいのか分からなかった、と苦労を明かした。

「大倉はSMAPKinKiKids、嵐といった“まっとうなライン”に寄りすぎて、演出が迷走しそうになってしまったりと悩みを話していましたが、なにわ男子の『僕空~足跡のない未来~』の作詞作曲を手掛けたヒャダイン(前山田健一)は、オファー当時、自身の作風から“ワチャワチャした曲かと思ったらすごく正統派な曲だった”“プロデューサーとしてはこういう一面もあるんだって初めて知った”“いいパフォーマンスをする。こういう味付けできるんだって振れ幅を感じた”と、大倉を高く買っていました」(前出の関係者)

 松本は「後輩Jr.に演出を依頼されたらどうするか?」という質問に、「機会があれば」「自分がプロデュースしなくても、観に行って自分で思うことを話すだけでも、アドバイスというか、自分がジャニーさんに教えてもらったこととか、エンタメやってきて感じたことかを、伝えていけたらいいと思う」と答えてコーナーは一区切り。次の未公開シーンに移った。

「松本も、嵐活動休止後を“関ジャニに託す”という思いで、そして自身の演出についても伝えておこうという思いもあり、『関ジャム』に出演することを決めた可能性もありますね。今回も、大倉の演出について非常に細かいところまで考察していた。

 もしかしたらカメラの回っていないところで松本から大倉に演出面でアドバイスなんかもあったかもしれないですよね。今回、Jr.の演出について語ったことからも、ジャニーズの今後について深く考えているのが分かります」(音楽ライター)

 嵐は今年度で活動休止する。松本は、ジャニーさんから受け継いだ演出術を、大倉に託そうとしたのかもしれないーー。

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