由美かおる「韓流ドラマは『水戸黄門』とは違った魅力」ズバリ本音で美女トーク

日刊大衆

由美かおる
由美かおる

 韓流ドラマにハマっていると話すのは由美かおるさん。どんなところにひきつけられたのか? 秘密のベールに包まれた日々の過ごし方から大物スターとの貴重なエピソード、生き方の指針までが今回、明かされる!

――変わらぬ美貌、今日もまぶしいです。“ステイホーム”の自粛期間中も、美を意識して日常生活を送られていたんですか?

由美 ピアノやアコーディオンの弾き語りなどをして、次のライブに備えていました。いつも弾いていないと落ち着かなくて(笑)。あとは、食べることを大事にしていました。朝食は、焼き鮭に卵焼き、納豆、サラダ、具だくさんのお味噌汁、そして旬のフルーツ。洋食なら、じゃこトーストに海苔を乗せて焼いたり。身体にとって必要なものを自然に食べています。そうすると細胞が喜んでいるのを感じるのです。

――免疫力がアップするというわけですね。毎日、夕食のときには食前酒として赤ワインを1杯飲んでいるとも聞きました。

由美 赤ワインが好きです(笑)。

――ちなみに酔っ払ったら、どうなるんですか?

由美 陽気になります。おしゃべりになっちゃうかもしれません(笑)。

――酔っ払った由美さんを見てみたいです。食事と同じくらい運動も大切だと思いますが、何か、されていましたか。

由美 西野流呼吸法です。この呼吸法は、私のバレエの師でもあります西野皓三先生が創始された呼吸法で、足芯呼吸という独自の呼吸が基本になっています。実際には口から吐いて、鼻から吸いますが、足芯(足裏)から百会(頭頂)まで息を吸い、丹田(下腹部)に下ろし、足芯に向かって吐いていくという呼吸法です。身体の内側から循環が良くなり、血流や内臓の働きが良くなります。

――朝から体が活発に動きそうですね。

由美 そうなんです。「今日は一日、何をしようかしら」と、ワクワクした気持ちになるし、お腹も空くから「おいしいものが食べたい」と思えるんです。良い呼吸ができると、細胞レベルで活性化し、身心ともに健康になります。

――由美さんがポジティブなのは、呼吸法のなせるワザなんでしょうか?

由美 呼吸法のおかげで自己研鑽できています。たとえば、人間関係でも「相手が悪い」「周りが悪い」のではなく、「自分が至らなかったから、そこを直せばいいのだ」と内省できる。すると、どんな相手でも嫌いになったりはしないんです。相手のいいところに気づけるようになれば、コミュニケーションもうまく取れます。とにかく、他人を責めてはいけないと思います。

――なるほど、でも、どうしても苦手だなっていう人がいる場合は、どうすればいいんでしょうか?

由美 いろいろな方がいますから。でも、自分自身がパワフルになれば、そんな相手でも、いいところを見つけられるものです。

――おおっ、私も呼吸法を体得したくなりました。

由美 東京・渋谷の松濤に稽古場があって、小学生から90代の方まで通っておられます。ある84歳の男性は稽古を始めてから身体が柔軟になり「身体が変わっていくのを感じられる」と、毎日稽古に通っておられます。

■年齢関係なくいい恋愛も

――そうやって心身が元気になると、年齢関係なくいい恋愛もできそうですね。

由美 そうですね。皆さん、「出会いがない」と言いますが、誰にでも出会いは訪れていると思うんです。ただ、それを感じ取れずに見過ごしてしまっているのではないでしょうか。呼吸法を続けると、感性が豊かになり、日常の小さなことに感動するとか、何かを感じ取ることができるようになるんです。そういう身体になると、いい人と出会ったとき、しっかりと感じることができます。ボーッとしていたら、そのままで終わってしまいます。

――由美さんは最近、いい出会いはありましたか?

由美  今日もいい出会いをしています。週刊大衆さんのインタビューは、とてもいい出会いです。あっ、恋愛方面のいい出会いね。私は15歳から寝る間もないほど忙しく仕事をしているから、仕事が恋人です(笑)。「ステキだな」と思える男性と出会ってはいますが、仕事が楽しくて。それを超える男性にはなかなか出会えていません(笑)。仕事が好きなんです(笑)。でも、ご縁に年齢は関係ありませんから、いつも情熱的にワクワクし続けることが大切です。無感動や無関心は大敵。どんなことにも感動できる身心があれば、ステキな出会いがあったとき、大きな喜びをキャッチできるのではないでしょうか。他には、これまでテレビをじっくり見る時間がありませんでしたが、自粛期間中に見るようになって初めて触れた韓流ドラマに感動しました。

――由美さんが韓流ドラマに!  どうでしたか?

由美  昔、『冬のソナタ』ってあったでしょう?  周りがすごく夢中になっていたけど、私は見たことがなかったんです。それで今回、たまたまテレビ東京で毎日放送している韓流ドラマを「どんなものかしら」と見てみたら、圧倒されました。起承転結がはっきりしていて、ユーモアもあって、女性も男性も感情豊かに涙を流しています。脚本も、「なんでそこですれ違っちゃうの!」「ああ、はっきりと好きだって言えばいいじゃない!」ってハラハラドキドキ、見入っちゃう。喜怒哀楽があり、ひきつけられました。私が出演していた『水戸黄門』とは違った魅力があります。

――自粛期間中は、テレビ番組の収録ができず、日本のドラマは名作が再放送されて好視聴率となり、話題になりましたが、由美さんが出演されたドラマも再放送してもらいたいです!

由美  ドラマではありませんが、公開された時代に社会現象になった映画『同棲時代』は、今の時代の人に、ぜひ観ていただきたいなと思います。その年代の作品にしかない魅力があります。

――同作のグラビアの宣伝ポスターが当時、街中から消えたそうですね。

由美  ファンの方が持って行ったようです。鞍馬天狗で有名な俳優の嵐寛寿郎さんが、みんなに、そのポスターを見せたくない一心で、京都市内のポスターを落語家の林家木久扇さんの自転車の後ろに乗って剥はがして回ったと聞きました(笑)。

――まるで由美さんの親衛隊じゃないですか(笑)。その集めたポスターは、どうしたんでしょう?

由美  分かりません(笑)。そのエピソードを後々聞いて、情熱的で、うれしくなりました。

■昭和の大スターが少年のように

――嵐さんももちろんですが、スターとの交友録が多いかと思います。一番の思い出を教えてくれませんか。

由美  昭和の大スター、石原裕次郎さんでしょうか。15歳のとき、私が深夜のワイドショー『11PM』(日本テレビ系)に西野皓三先生の企画・構成・振付の歌と踊りでデビューしたのを裕次郎さんが見てくださり、共演相手に抜擢してくださいました。そして映画『夜のバラを消せ』の撮影時、私は当時、関西に住んでいたので、ご夫人の石原まき子さんが「うちに泊まりなさい」と言ってくださり、素晴らしいおもてなしをしていただきました。

――貴重な経験をされたんですね。

由美  印象的だったのは、この映画の取材で、裕次郎さんの別荘に行ったときのことです。その取材が終わって私が、裕次郎さんに「帰ります」って言ったら「もう帰るのかよ〜!」と、あの大スターが、少年のように純粋でかわいらしい表情をされるなんて、今でも脳裏に焼きついています。それに裕次郎さんは、気取らない、優しい人でした。

――昭和スターの話は心が洗われますね。特に今は、コロナ禍などでストレスフルな社会が露呈しましたが、由美さんは何か、お悩みはありますか?

由美 西野流呼吸法を実践していたおかげで、あまりストレスは感じていません。それに基本的に楽観的で、物事をポジティブに考えるタイプなので、そんなに悩まないんです。明るく素直に育ててくれた親に感謝しています(笑)。ただ、仕事のちょっとしたことで、誰かに相談したいときはあります。そういうときは、30年来の友人に電話をして、いいアドバイスをもらっています。20歳くらい年上の方なので、素晴らしい人生を生きてきた人の話を聞くと、心が休まるし、また、頑張ろうと思えます。

■ライブは続けたい

――年齢問わず前進する姿勢がパワフルでステキです。

由美 まだまだ、やりたいことがたくさんありますからね。特に、ライブは続けたいと思っています。

――昨年12月、最新アルバムの曲を中心としたライブを東京・丸の内のライブハウス『コットンクラブ』で開催されました。

由美 これまで大きな舞台で何度も歌って踊ってきましたが、お客さまとの距離感が近いライブは初めて。会場全体が一体感に包まれ、ゾクゾクしました。本当に楽しかった。また、やりたいです。ですが、コロナ禍で開催が決まっていたライブや、西野流呼吸法の講演も、すべてキャンセルになってしまいました。いつ、ライブがあってもいいように、レッスンは続けています。

――由美さんのお話を聞いていると、人生は常に“これから”だと思えますね。

由美 これからも感謝の気持ちを忘れず、時代の流れに乗りつつも流されず、「いざ!」というときには自分自身が流れを作っていけるよう、自立した生き方をしていきたいと思っています。

――しなやか、かつ凛りんとした由美さん。いつまでも我々のミューズでいてください。

ゆみ・かおる 1950年11月12日、京都府生まれ。身長157センチ。スリーサイズはデビュー当時から変化なしのB86W58H86。中学生のときに西野バレエ団に入団。66年に深夜ワイドショー『11PM』(日本テレビ系)への出演を機に知名度が全国区に。女優として自身の入浴シーンが話題となった代表作のドラマ『水戸黄門』をはじめ、多くの映画やCMに出演する一方で、海外音楽祭で入賞するなど歌手としても活躍。19年3月には37年ぶりとなるアルバム『Jewel Box』を発売。同年12月に20年ぶりにライブを開催した。

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