『事故物件』&『恐怖新聞』の奈緒と白石聖に「大ブレイク」確定切符 (2/4ページ)
いまや大女優の松嶋菜々子(46)も、映画初主演作は98年の『リング』だった。
そういった意味でも、奈緒と白石の2人は、今回の作品を機に大ブレイクするのでは、という期待の声がある。白石の『恐怖新聞』はまだ第1話が放送されたばかりで断言できないが、奈緒は『事故物件』で、多くの観客や監督たちに大きなインパクトを与えている。
■『事故物件』では奈緒の怪演が光る!
映画『事故物件』は、事故物件住みます芸人・松原タニシ(38)によるノンフィクションが原作。亀梨が演じる売れない芸人・山野ヤマメは、松原自身がモデルだ。パンフレットによると、松原は「霊的なものが溜まると電気に出ちゃうタイプ」らしく、今回の映画にも端役で出演しているが、タニシの来訪後には亀梨の車が2度エンジントラブルを起こしたり、モニターがブラックアウトしたり、シャワーが急に冷水しか出なくなったりと、電気系統のトラブルが多発したという……。
「『事故物件』で奈緒は、新人メイクアシスタントの小坂梓(こさか・あずさ)を演じます。売れない頃からヤマメの大ファンで心の優しい女性なんですが、“見えないものが見えてしまう”霊感体質で、恐怖に巻き込まれていきます。特に序盤と終盤はすごかったですね……」
8月27日の『BANGER!』のインタビューで奈緒は演技について「中田監督の細かい指示のおかげもあって、自分でもびっくりするくらいの顔になっていました」としていたほか、洋画ホラーの傑作『シャイニング』や『チャイルド・プレイ』を作品作りの参考に生かしたことを語っているが、納得の名演技と言えるだろう。恐怖のあまり絶叫するシーンだけでなく、ヤマメを気遣う優し気な笑顔のシーンも魅力的だった。