『事故物件』&『恐怖新聞』の奈緒と白石聖に「大ブレイク」確定切符

日刊大衆

(左より)奈緒、白石聖※画像は『事故物件 恐い間取り』と『恐怖新聞』公式サイトより
(左より)奈緒、白石聖※画像は『事故物件 恐い間取り』と『恐怖新聞』公式サイトより

 現在、ちょっとしたホラーシーズンが到来している。『リング』や『スマホを落としただけなのに』などなど、恐怖作品の最前線で活躍している中田秀夫監督の作品が、今秋はテレビドラマと映画の両方で見られるのだ。

「映画は奈緒(25)がヒロインを務め、KAT-TUN亀梨和也(34)が主演する映画『事故物件 恐い間取り』が8月28日に公開されました。ドラマは、8月29日から、東海テレビ・フジテレビ系列全国ネット23時40~翌0時35分の「オトナの土ドラ」枠で、『恐怖新聞』がスタート。主演は、大注目女優の白石聖(22)です。どちらも中田監督の演出はもちろんのこと、ヒロインが本当にいい演技をしていて、まさに身の毛もよだつ作品に仕上がっています」(映画ライター=以下同)

 昔から、「ホラー作品で名演技を見せた女優は売れる」というジンクスがある。たとえば、仲間由紀恵(40)は2000年の映画『リング0 バースデイ』の演技を堤幸彦監督が目にしたのがきっかけで、ドラマ『TRICK』(フジテレビ系)主演を手にしている。いまや大女優の松嶋菜々子(46)も、映画初主演作は98年の『リング』だった。

 そういった意味でも、奈緒と白石の2人は、今回の作品を機に大ブレイクするのでは、という期待の声がある。白石の『恐怖新聞』はまだ第1話が放送されたばかりで断言できないが、奈緒は『事故物件』で、多くの観客や監督たちに大きなインパクトを与えている。

■『事故物件』では奈緒の怪演が光る!

 映画『事故物件』は、事故物件住みます芸人・松原タニシ(38)によるノンフィクションが原作。亀梨が演じる売れない芸人・山野ヤマメは、松原自身がモデルだ。パンフレットによると、松原は「霊的なものが溜まると電気に出ちゃうタイプ」らしく、今回の映画にも端役で出演しているが、タニシの来訪後には亀梨の車が2度エンジントラブルを起こしたり、モニターがブラックアウトしたり、シャワーが急に冷水しか出なくなったりと、電気系統のトラブルが多発したという……。

「『事故物件』で奈緒は、新人メイクアシスタントの小坂梓(こさか・あずさ)を演じます。売れない頃からヤマメの大ファンで心の優しい女性なんですが、“見えないものが見えてしまう”霊感体質で、恐怖に巻き込まれていきます。特に序盤と終盤はすごかったですね……」

 8月27日の『BANGER!』のインタビューで奈緒は演技について「中田監督の細かい指示のおかげもあって、自分でもびっくりするくらいの顔になっていました」としていたほか、洋画ホラーの傑作『シャイニング』や『チャイルド・プレイ』を作品作りの参考に生かしたことを語っているが、納得の名演技と言えるだろう。恐怖のあまり絶叫するシーンだけでなく、ヤマメを気遣う優し気な笑顔のシーンも魅力的だった。

■映画の奈緒にドラマの白石

「極めつけはクライマックス。何度も事故物件に住み続けたヤマメがいよいよ大ピンチを迎えるんですが、その際の奈緒の演技は本当に鬼気迫るものがありました。ちなみに8月28日の『ザテレビジョン』のインタビューによると、奈緒は撮影中、一度だけ“何かが見えた”そうですよ……」

 こうした奈緒の怪演も手伝い、映画は、土日2日間で動員26万3000人、興収3億5800万円をあげ初登場1位を獲得。最終的な数字はかなりのものになりそうだ。

 一方、まだ始まったばかりの『恐怖新聞』だが、白石はすでに素晴らしい演技を見せていて、本作を担当する東海テレビの後藤勝利プロデューサーの方針「恐怖・ケレン味・共感の3K作品」をすでに体現していたという。

「白石は今回が連ドラ初主演です。これまでこれといった代表作はありませんが16年に『AKBラブナイト 恋工場』(テレビ朝日系)でデビュー以降、数多くのドラマで実績を積み重ね、近年では19年にドラマ『絶対正義』(フジテレビ系)や、20年に『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)で、重要な役の機会も増えていました。下積み時代からいろいろな性格のキャラクターを巧みに演じ分け、“憑依型女優”と評する声も多いだけに、今回も期待されていましたね」

■1話から2度恐怖のどん底に落とされた白石

『恐怖新聞』で白石は、京都に住む大学生・小野田詩弦(おのだしづる)を演じる。将来の夢に向けて、人生初の一人暮らしの引っ越し作業を終えた翌日から、『恐怖新聞』に怯えることになる。

「恐怖新聞には未来の出来事が描かれていて、詩弦は“笑いながら飛び降り自殺する女子高生”を目の前で見たうえに返り血をモロに浴びたり、父親の死を知って回避しようとするも鉄骨が突き刺さる姿を目撃してしまったりと、1話から脚本は容赦がない(笑)。中田監督は、『フジテレビュー!』のインタビューで、先述の2つの死亡シーンを“こだわりポイント”としていますね。9月8日号の『週刊FLASH』(光文社)で白石は撮影を振り返り、“演技に入り込みすぎて、人生で初めて酸欠状態を経験しました”と話しています。“自分の引き出しの少なさを日々実感している”としていますが、中田監督は白石を“フレームの女神”と高く買っていることも報じられていますね」

 第2話では、詩弦が「恐怖新聞を受け取るごとに寿命が100日縮む」ということを知ったり、京都市内で起こる死傷事件を食い止めようと彼氏の勇介(佐藤大樹)と親友も桃香(片山友希)が協力して動くようだが、目を覆わんばかりの事態に陥ることは容易に想像できる。ドラマは全7話。何が起きても不思議ではない。

 映画では奈緒の『事故物件』、テレビでは白石の『恐怖新聞』。中田秀夫監督の2大ヒロインによって、今年の秋が例年以上に凍りつくことは間違いないーー。

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