なぜ嫌われる!?ネット広告の問題点とは!? (2/2ページ)

新刊JP

けれど、ネットの時代になると、ネット広告に求められたのは売上増であり、販促と同じ効果が求められるようになった。ネット上では、広告と販促の両方の役割を含んだ形で「ネット広告」が独自に進化した結果、広告と販促の区別は意味がなくなった。ネットによって、広告と販促の棲み分けが崩されたということだ。

3.ブラック広告の浸食
いかがわしい風俗やギャンブル、法外な利息を取る金融などのブラック広告は、一般の広告・販促の世界とは分かれており、混じることはなかった。ところが、インターネットの登場で、棲み分けの境界線が失われてしまう。
ネット以前には、どの広告をどのメディアに掲載するかは、広告代理店が提案し、広告主が承認して進めていた。けれど、大量のメディアへの掲載が自動化され、どの広告がどこに掲載されるかを誰も把握できなくなってしまったことで、どんなサイトにもブラック広告が出るようになってしまったのだ。

これらの3つの棲み分けの崩壊が、ネット広告問題の背景にあるのだ。

表紙

ネット広告の以前と以後で広告のあり方はどう変化したのか。広告の悪いところを解説し、あるべき広告の姿とは何かを本書では解説している。広告に興味がある、広告業界で働きたい、そんな人は本書を参考にしてみてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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