骨の髄まで老害!?『東京マガジン』がリモート収録をしないワケとは…
看板コーナーの「やって!TRY」が、一部から〝老害企画〟とのそしりを受けている日曜お昼のバラエティー番組『噂の東京マガジン』(TBS系)。先日、同番組が〝リモート収録〟をかたくなに行わない理由が明かされたのだが、その理由まで〝老害〟と指摘されているようで…。
緊急事態宣言が発出された4月12日を最後に、同番組は過去のVTRを中心に放送されている。「やって!TRY」は蔵出し傑作選という形で流され、トーク場面もかつてのものを流す構成に。新録されているのは、番組後半に放送される、地域の問題を深掘り取材した「噂の現場」のみだ。
コロナ禍で構成の変更を余儀なくされている番組は多いが、いまだに再編集を中心としているのは『東京マガジン』くらいのもの。ほとんどの番組がリモート収録などで工夫を凝らす中、その異質さは相当に目立っていると言っていい。
「『老害番組』という評の他、同番組は『水曜日のダウンタウン』(同系)で、『日本一白髪の多い番組説』とイジられたほど出演者の平均年齢が高い。一番若い小島奈津子でも52歳、メインMCの森本毅郎に至っては9月18日に81歳を迎えます。その他にも50代から70代の出演者がズラリと並んでいるため、コロナ重症化のリスクを考えると、とてもスタジオ収録など再開できないのでしょう」(テレビ雑誌ライター)
MC・森本毅郎の老害的発想か…?しかし、同じくMCが高齢者である『とくダネ!』(フジテレビ系)や『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)は、リモートやソーシャルディスタンス、別室からの中継で番組を放送している。にもかかわらず、一体なぜ『東京マガジン』はリモート収録すら取り入れないのか…。その答えは、9月1日配信の『週刊女性PRIME』の記事で明らかにされた。
同サイトが配信したのは、森本への直撃インタビュー。ここでリモートについて聞かれた森本は、記者に《リモート収録だけはやりたくないね》と語ったのだ。
その理由について、森本は《あれって〝疎外感〟があるでしょ。スタジオにみんなで集まってやらないと、この番組の雰囲気は出ないんですよ。リモート画面で、それぞれが違う場所にいて…っていうのは、僕はイヤ》と説明。さらに《昔の映像を流す方がまだマシかな、と》など、リモート形式への強い嫌悪感をにじませた。
「対面でワイワイ話すという形にこだわって、リモートを取り入れないのは、まさに〝古き良き〟を大事にしたがる人間の発想。『顔を合わせることが大事』『出社してこそ仕事』とリモートワークを認めない企業にありがちな、古い体質の会社そっくりです。森本の発想はまさにこれであり、ここまで典型的で番組評に違わない〝老害〟思考だと、もはや称賛に値しますね。『期待通り』という点においては100点の回答です」(芸能ライター)
多くの批判を受けながらも、わが道を行き続ける『東京マガジン』。ブレずにこの姿勢を突き通せば、梅沢富美男や小倉智昭のような〝愛すべき老害〟路線を確立できるかもしれない。
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