電気バス市場、EMEA地域では2018年の650台から2019年には1900台に到達 欧州で加速するバス車両の電動化 (2/3ページ)
バスを低くすることができ、乗車スペースはより広々としたものになり、ソーシャルディスタンス新時代の重要な要素となります。一方、床置き型バッテリーパッケージは、プロップシャフトのスペースを取らずに高密度化が可能であり、リアアクスルにホイール毎に1台のモーターを割り当てることで、ホイールの回転を良くするためのベクトルトルキングが可能になります。
電気バス用パワートレインの主要な電動モーターサプライヤー
欧州、中東、アフリカ(EMEA)では、2018年の650台強から2019年には約1900台の電気バスが提供されており、欧州の多くの都市では、バス車両の電動化が急速に進められています。
BYDのような大手電気バスメーカーの多くは、自社で電気モーターを開発しています。しかし、Solarisのような中規模のバスメーカーは、自社の車両の電動化にあたり電気モーターメーカーに目を向けています。SiemensやZFのような電気モーターメーカーは、すでにEMEAで主導権を握っていますが、この点で大きな市場機会があります。2019年、ZFはEMEAの電気モーターサプライヤーの第1位となり、1900台のうち520台を納入しました。Siemensは491台で2位でした。また、米国の電気バス市場では、Siemensの市場規模は小規模になり、一方ZFは、ミネアポリス、シアトル、ボストン、ロサンゼルスの各都市向けに100台の電気バス用AxTrax AVEドライブアクスルパワートレインを受注するなど、大きな進出を果たしています。興味深いことに、ZFはSiemensの当初のアイデアに似た中央ドライブラインモーターを開発し、ポータルアクスルユニットと一緒に販売しようとしています。これにより、Siemensの市場シェア拡大の可能性が予測されます。