俳優の伊勢谷友介（４４）が９月８日、大麻取締法違反の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。２０１９年公開の映画『翔んで埼玉』への出演で、第４３回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を受賞。また、２０１２年の映画『セイジ －陸の魚－』では自らメガホンを取るなど、輝かしい実績を残してきた。

　そんな売れっ子俳優の逮捕に、ネット上は大騒ぎになったという。

「逮捕が報じられると、ＳＮＳには“伊勢谷よ！！どうしてだ！！”などショックを受けた人の投稿が続出し、ツイッターのトレンドには伊勢谷の名前が長時間入り続けました。また、逮捕３日前の９月５日に放送されたドラマ『未満警察 ミッドナイト・ランナー』（日本テレビ系）の最終回で、伊勢谷演じる警察学校の教官が逮捕されるという結末もあったため、“教官が本当に逮捕されてしまうなんて”といった反応も相次ぎました」（ＷＥＢ編集者）

■「ＫＡＴ－ＴＵＮを好きになったら…」

　ほかにも、ネット上では「出演しているドラマ、配信中止になっちゃうかな？？」「伊勢谷友介が出てる映画、ドラマ見ても不快にならないから配信停止はやめろ。公開控えてる映画も公開しろ」といった反応が多かったという。

「伊勢谷の出演作品への影響を心配する人も多かったですが、恐れていたとおり、９月９日、ＮＨＫは伊勢谷の出演作品の新規配信を停止しました」（前出のＷＥＢ編集者）

　さまざまな場所に影響が及んでいる今回の逮捕だが、あるグループのファンが思わぬ注目を浴びたという。

「逮捕当日の夜、ツイッター上で、“ＫＡＴ－ＴＵＮを好きになったら大麻詳しくなってた”などと綴ったツイートが大量にリツイートされ、話題になったんです。現在、この投稿は非公開になってしまいましたが、“私もＫＡＴ－ＴＵＮ好きなので共感の嵐が吹き荒れております”“私もＫＡＴ－ＴＵＮで詳しくなったよ、大麻”など共感する人も少なくありませんでした」（前同）

■元メンバー２人に逮捕歴

　ＫＡＴ－ＴＵＮのファンが反応したのは、元メンバー２人の過去が関係している。

「ＫＡＴ－ＴＵＮは、２０１３年にジャニーズ事務所から専属契約を解除されて、田中聖（３４）がグループを脱退。２０１６年にも田口淳之介（３４）がＫＡＴ－ＴＵＮを脱退し、ジャニーズ事務所を退所しました。

　この２人が２人とも、大麻取締法違反容疑で逮捕されているんです。田中は２０１７年５月２４日、田口は２０１９年５月１９日にパートナーだった小嶺麗奈（４０）と逮捕されました。

　田口は、２０１９年１０月２１日、東京地裁に懲役６月、執行猶予２年の判決を言い渡されています。田中は、逮捕後に処分保留で釈放され、２０１７年６月３０日、東京地検は不起訴処分としました」（女性誌記者）

■「反論できない」との声も…

　ＳＮＳ上では「ＫＡＴ－ＴＵＮ好きは大麻に詳しいって言われて反論できない」や「笑えないあるある」「伊勢谷のせいでＫＡＴ－ＴＵＮ好きな私がダメージ受けてる」といった声が集まっている。

「元メンバーの逮捕歴に“説明する方が傷が抉れるので詳しくは調べてください”とのコメントをする人もいますし、今回の伊勢谷の一件でファンのトラウマが掘り起こされてしまったのかもしれません。当初６人だったメンバーのうち、２人が大麻で逮捕されているわけですからね……。

　一方で、元メンバーと大麻に関するツイートが注目されたせいか、“ＫＡＴ－ＴＵＮの屋号を今も背負っているのは無実の３人”“辞めた人が辞めたあとに捕まったことで風評被害受けたのは今の３人なのに”と、現メンバーを擁護する人も出てきていますね」（前出の女性誌記者）

　思わぬ形で注目を浴びてしまったＫＡＴ－ＴＵＮ。現メンバーはこんな注目のされ方をかき消すほどの活躍を見せてほしい！