歌舞伎役者の尾上松也（３５）が９月９日放送のラジオ番組『伊集院光とらじおと』（ＴＢＳラジオ）に出演。ドラマ『半沢直樹』（ＴＢＳ系）の裏話や、自身の野望について語っていた。

　番組パーソナリティの伊集院光（５２）が『半沢直樹』について、ＩＴ会社の瀬名社長を演じる松也は大和田取締役を演じる香川照之（５４）や、伊佐山営業部部長演じる市川猿之助（４４）と対峙するシーンがなかったが、ドラマを見て彼らの濃厚な演技をどう思ったのかとると「あんな（濃い演技を）ヤッちゃうのって思うんですか？」と質問した。

　松也が正直に驚いたと即答すると、自分は半沢直樹（堺雅人／４６）と森山（賀来賢人／３１）と行動をともにするシーンがほとんどなので、ヒール役の大和田、伊佐山や副頭取の三笠（古田新太／５４）とは撮影現場でまったく会っておらず、同じ出演シーンもなかったのだと明かした。

　そして、松也は「自分が演じているときは、猿之助さんとか香川さんが、どういうふうに（演技を）やってくるか、ある程度予想しながらやってました」と振り返り、製作発表を兼ねたイベントで、第１話を映画館のような大画面で見たとき、「アレやられたら、俺は物足りないんじゃないかって不安になりました」と告白した。

　伊集院が「ズルいって思いますよね」と、笑いながら同意すると、松也は「でもですね、結果的には、監督がＯＫ出してるから良いわけですし」「自分としても、役柄的に“お･し･ま･い・ＤＥＡＴＨ！（香川が第２話で出したアドリブのセリフ）”とか言えるキャラクターではもともとないし、シーンもない」と、対抗するつもりはなかったと説明。

■意外すぎる尾上松也の野望

　続けて、松也は「自分でもやれるところは、オーバーめにしたところはあるんで」と、瀬名社長の役作りについて明かすと、伊集院は、瀬名社長について「ちょっとヤバいですよね。友達にはなれない感じの人」だと語り、良い役なのか、途中でヒール化するのかわからない、絶妙な松也の演技を称賛した。

　また、伊集院が“今後の夢や野望”について問うと、松也は「いつかですね、銀座にキャンドルショップを開きたいって夢がありまして」と告白。伊集院が「なんじゃそりゃ!?」と驚くと、松也は「自粛期間中にアロマキャンドルにめちゃハマりまして。毎日２０個ぐらい焚いてるんですよ」と明かした。

　伊集院が「ぼうぼうやってますね～」と爆笑するなか、さらに松也は「歌舞伎座帰りの人にキャンドルを買って帰ってもらいたい」「いろんなブランドのキャンドルを集める」「自分でも作れるようになる」などと、キャンドルショップオープンに向けて具体的な目標を披露していた。

　これを聴いていたリスナーは、ツイッター上で「キャンドル・ジュンならぬキャンドル松也！」「松也さんのキャンドル屋があったらふらふら入りそう…」などと、松也が突然披露した意外な野望に大ウケだった。

　最近は各所でアロマキャンドルにハマっていることを公言している尾上松也。そのうち本当にショップを始めてしまうかも？