自意識過剰な性格の直し方 (3/3ページ)
人間は同時に2つの苦しさを味わうことができません。他人の目など構っていられないほど集中できるものがあるという体験を繰り返すことで、過剰な自意識を少しずつ抑えていくことができます。
◇(3)自動思考を変える
例えば「通りすがりの人が自分を見た」という出来事があったとします。その時「自分の服装を変だと思ってこちらを見たに違いない」という思考が浮かんだとします。
このように、無意識に浮かぶ思考のことを自動思考といいますが、これを冷静に考えられるようにしていくのです。
「自分だって外を歩く時は常にどこかを見ている。その一瞬がたまたま自分に向けられただけなのだ」といった感じです。冷静に考えた内容を紙などに書き出すことで、より効果が出ますよ。
◇(4)楽しくなくなってきたらやめる
今まで楽しいと感じていたことが楽しくなくなったら、それは自意識過剰になり過ぎている可能性があります。例えば、メイクが好きだから楽しくて投稿していた自撮りのSNSが最近なぜか楽しくない……など。
特に負けず嫌いの人は、フォロワーの数を競うようになるなど、自意識過剰が心の疲弊につながってしまうことがあるので要注意です。そうなってしまう前に、いったんやめるようにしてみてください。
◇(5)1日の最後に自分で自分を褒める
自分に自信を付けていくことで他人の顔色をうかがう必要はなくなります。まずは1日の終わりに自分で自分を褒めることを習慣にしてみましょう。
朝、アラーム無しでスッキリ目を覚ますことができた、普段はエスカレーターを使うところを階段で上ってみた、といった小さなことで構いません。自分で自分を認めてあげる、そしてそれを続けることが大切です。
自意識をコントロールするコツ
私たちが社会で生きていく限り「他人や事象を自分に関連付けて考える」という自意識は必要なものです。自意識が無ければ、自己中心的で自分勝手なパーソナリティーとなるため社会に適合できなくなり、それはそれで苦しみを味わうことになるからです。
ですので、自意識そのものを悪いと決め付ける必要はなく、問題はその「程度」であることを理解しましょう。
自意識は思春期に入って性愛を意識するようになると一時過剰になりますが、成長するにつれて加減を覚えていきます。つまり過剰な自意識を大人になっても持ち続けているということは精神的な未熟さを意味します。
人は自分が思うほど他人を気にしていません。自分の機嫌は自分自身で取れるようになること。これが精神的に大人になることであり、自意識過剰をコントロールする秘訣にもなるのです。
(小日向るり子)
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