９月１６日放送の『水曜日のダウンタウン』（ＴＢＳ系）に、アンジャッシュ・児嶋一哉（４８）がパネラーで出演。ダウンタウンの松本人志（５７）、浜田雅功（５７）を筆頭とした共演者たちからの壮絶ないじられぶりが反響を呼んだ。

「アンジャッシュは、今年６月に渡部建（４７）の、あまりにも衝撃的だった“多目的トイレ不倫”が発覚し、芸能活動を自粛。しかし、それと引き換えに児嶋の誠実さがファンに再評価されたり、バラエティ番組でも渡部の一件で児嶋を共演者が積極的にイジることで、皮肉なことにちょっとした“渡部バブル”と呼べる状態になっています。

　もっとも、児嶋は８月１６日に『サンデージャポン』（ＴＢＳ系）で“渡部バブルって言うな！”と怒っていましたけどね（笑）」（女性誌記者）

　７月３０日、都内で行われたプレミアムウォーター社のＣＭ発表会で「『ちょっとトイレ行ってきます』と言うだけでウケちゃう」とボヤいたり、バラエティ番組に出るたびに「あれ、最近相方何かあったっけ？」というボケに「ネット見ろ！」「大きいのがあったろ！」とキレ気味に返す姿をよく見るようになったが、今回の『水ダウ』では、いつも以上に児嶋のツッコミが炸裂していたという。

■トイレ、グルメ、ブランチ、のぞみ…多すぎるＮＧワード！

「渡部が多目的トイレでやらかしていた件だけでなく、渡部の妻が佐々木希（３２）であること、渡部が自粛直前まで『王様のブランチ』（ＴＢＳ系）のレギュラーだったこと、芸能界屈指のグルメ王だったこと、不倫相手に行為の後に１万円を渡していたことなど、渡部の関連ワードをフル活用したボケの嵐が児嶋を襲いました。

　ダウンタウンだけでなく、ゲストのたむらけんじ（４７）や麒麟・川島明（４１）まで総出でイジっていて、いつもよりスタジオトーク部分が盛り上がっていましたね（笑）」（番組関係者）

　番組開始早々、プレゼンターの川島が最近仕事が増えて忙しいことについて、松本が「渡部の仕事が回ってきてる？」と切り出し、「生々しいな！」と児嶋が即ツッコんでいたが、これも序の口。

「ドッキリの道具を芸人が手作りするＤＩＹドッキリのＶＴＲが流れた後、松本が“本当に『多目的』にいろいろと……”と言い出したり、川島が“（企画）の予算とか決めて、『１万円』とかにしたほうが”と発言するたびに、“多目的って言葉使うんじゃないよ、いま！”“１万円って言うな！”とキレ気味にツッコんでいましたが、プレゼンターがたむらに交代してからは、さらに渡部ネタが加速しました（笑）」（前同）

■浜田も認めるツッコミ力

　たむらは「大食いとマラソンを組み合わせた新競技」についての説を提案したのだが、ゲストのゆきぽよ（２３）がマジメに「（大食い）途中でトイレとか行かないといけないから」と意見した際も、児嶋はマジメな話だと頭では理解しつつも、「トイレって言葉気を付けてね」とついついツッコんでしまい、「それは違うぞー」と松本に茶化される場面もあった。

　その後も「一緒に『ブランチ』を食べたりすれば…」「そんな『のぞみ』はないんじゃないですか？」と、絶妙に渡部関連の語句を混ぜた発言をするたびに、児嶋はすかさずツッコミ続け、あまりの反応速度に浜田も「すごいねぇ」と感心する様子を見せていた。

「実は今回の『水ダウ』、１回も児嶋に関する定番のイジりネタである“大嶋さんからの「児嶋だよ！」”を使っていないんですよ。それにもかかわらず、このツッコミのキレの良さ。『水ダウ』を担当している藤井健太郎ディレクターもツイッターで“あの件以降の児嶋さんと初共演でちゃんと新しいパターンを作るダウンタウン。”と指摘しています」（前出の女性誌記者）

　以前は児嶋と言えば「児嶋だよ！」ネタだったが、ここ最近の児嶋は絶好調というほかない。黄金期と呼んでも差し支えないだろう。

■香川や監督から絶賛される演技力

「以前から、俳優業で一定の評価を得ていましたが、今年最大の話題作『半沢直樹』（ＴＢＳ系）で、堺雅人（４６）や香川照之（５４）ら超演技派キャストと共演したことで、さらに評価を上げました。議員秘書で大臣秘書官の笠松茂樹という役で出演した児嶋は、セリフは少ないものの確かな存在感を発揮し、終盤の重要人物であることが明かされています」（専門誌記者）

９月６日の特番『生放送！！半沢直樹の恩返し』（ＴＢＳ系）で『半沢』の総責任者たる福澤克雄監督は、１４年に演出したドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』に児嶋が出演していたことを引き合いに、

「うまかったんですよ。凄く印象に残っていて。早くて、香川（照之）がよくいう『いいエンジン』を持っている。役者さんとしては堂々としている」

　と、児嶋を絶賛していた。香川からも７月１８日に『王様のブランチ』（ＴＢＳ系）で「出向を命ずる、半嶋くん」と名前イジりをされたり、児嶋がＹｏｕＴｕｂｅチャンネル『児嶋だよ！』で９月４日に『半沢』の裏話をした際に、「期待してるからね、すごい演技！」と香川に言われたことを明かしていたりと、業界屈指の演技派である香川にも可愛がられているのが分かる。

■ＹｏｕＴｕｂｅｒ・児嶋としても絶好調！

「ＹｏｕＴｕｂｅチャンネル『児嶋だよ！』も絶好調で、さまざまな裏話のほかに“自分でギターを弾き語りした映像を、ワイプでツッコむ”というシリーズや、“奥さんと一緒（声だけ）にハンバーグを作る”“特技のヨガを紹介する”“狩野英孝と一緒にゲーム実況する”などなど、バリエーション豊富な動画がいずれも好評で、７月３日に初動画を投稿してから着実に評価を重ね、９月１７日の時点でチャンネル登録者数５９．１万人を記録しています」（ＷＥＢライター）

　渡部の件でにわかに注目され、ツッコミのボキャブラリーも増えた児嶋。しかし、『半沢』の活躍も、トークの面白さも、児嶋の実力あってこそだろう。渡部の報道が過熱していた６月１４日のラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』（ＴＢＳラジオ）で、爆笑問題は太田光（５５）が「アンジャッシュで面白いの児嶋だよな」と話すと、田中裕二（５５）も「面白いのは児嶋の方」と同意する姿を見せていた。

　しっかりした実力と、渡部バブル。運勢爆上がりの児嶋は、これからも視聴者を盛り上げてくれること間違いなし!?