「日テレに倍返し」!!“報道は文春”TBS『半沢直樹』化に他局戦慄!!!

日刊大衆

堺雅人
堺雅人

「とにかくTBSの勢いが止まらないんです。他の民放キー局は戦々恐々としていますよ」(制作会社関係者)

 堺雅人(46)主演のドラマ『半沢直樹』の第8話が9月13日に放送され、平均世帯視聴率25.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。

 初回から8話連続で視聴率20%を超え、第8話では第5話の25.5%を上回り、番組最高を更新。同時に「今年ドラマ1位」「令和ドラマ1位」の記録も塗り替えた。

「もちろん『半沢』もそうなのですが、今クールは星野源(39)と綾野剛(38)主演の『MIU404』や多部未華子(31)主演の『私の家政夫ナギサさん』など、TBSドラマは話題作が目白押しでした。

『半沢』の後を引き継ぐのは、妻夫木聡(39)と吉高由里子(32)が出演する『危険なビーナス』。妻夫木が『日曜劇場』で主演を務めるのは16年ぶり。吉高のほか、ディーン・フジオカ(40)、小日向文世(66)などの出演も発表されましたし、原作は東野圭吾氏ですから注目度は抜群。

 また、阿部寛(56)と長澤まさみ(33)の『ドラゴン桜2(仮)』も控えています。『ドラゴン桜2(仮)』の監督は『半沢』で監督を務めている福澤克雄氏ですから、それだけでも期待は高まります。」(前出の制作会社関係者)

■TOKIO長瀬&『恋つづ』上白石

 10月から金曜22時枠では、木村佳乃(44)、吉田羊(46)、仲里依紗(30)が出演する『恋する母たち』が放送される。

 脚本は北川景子(34)主演の『家売るオンナ』(日本テレビ系)や戸田恵梨香(32)とムロツヨシ(44)が出演した『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)などを手掛けた大石静氏ということで、同ドラマも放送前から注目を集めている。

「来年1月クールの金曜22時枠では、TOKIO長瀬智也(41)が主演を務め、宮藤官九郎(50)が脚本を手掛ける『俺の家のはなし』が控えています。長瀬はこの作品がジャニーズ事務所で最後のドラマ出演となり、大注目は必至。また、1月の『日曜劇場』では綾瀬はるか(35)と内野聖陽(51)出演のドラマが予定されているといいます。この2人といえば『JIN―仁―』でお馴染みのタッグですよね。脚本を手掛けるのも『JIN』シリーズを手掛けた森下佳子氏ですから、ドラマファン待望の新作になるのではないでしょうか。

 加えて、今年1月に社会現象を巻き起こした『恋はつづくよどこまでも』(恋つづ)で主演を務めた上白石萌音(22)が、1月クールに『恋つづ』と同じ火曜22時枠で主演を務めることも内定しているといいます。『恋つづ』に携わったスタッフが再び集結するというから、こちらもヒットは間違いなさそうです。『恋つづ』で共演した佐藤健(31)のメインでの出演はなさそうですが、なんらかの絡みは期待できるかもですね。

 これだけ見ても明らかなように、TBSはドラマでは“独り勝ち”状態なんです。役者系の芸能事務所としても自社のタレントを“TBSのドラマに優先して出したい”という声が上がっているといいます。今後もTBSドラマは話題作が続きそうです」(前同)

■独自に調べてネットに出す「文春体制」へ

 TBSでは報道にも変革の波が押し寄せている。

 2019年10月に「インターネットメディア協会(JIMA)」のインタビューに応じた、TBS報道局の総合編集センター長・編集部長の竹内明氏は「TBS報道局では5年ぐらい前から“ニュースを35歳以下の若い世代に届けるにはどうしたらいいだろうか”ということを議論してきた」と話している。

「記者クラブ制度があるので仕方ない面もあるのですが、TBSでは“他局と横並びのネタばかりやるのはもうやめよう”と変わってきています。報道局の上層部から発令があったといいますが、変革の大きなテーマは“調査報道”と“インターネット”。自分たちで独自に取材してスクープを狙い、ニュースはテレビだけでなく、ネットにもどんどん出していくという方針です」(民放キー局ディレクター)

 TBSでは若い世代にニュースを届けるため、スマホ対応の「スクエア動画」を活用したニュース発信を行っているほか、SNS発信を統括するサイバー編集長が、テレビニュースの編集長と並ぶ形で報道局の中心に座る体制にしたという。

「自分たちで独自ネタを追って、ネットにも記事を出していく、というのは、今、『週刊文春』(文藝春秋)がやっているのと同じ姿勢ですよね。今や日本のメディアで調査報道がまともにできているのは『週刊文春』だけなんていう見方もありますが、TBS報道局は『週刊文春』を目指して体制を整えていくということではないでしょうか。聞くところによると、横並びのニュースはもう、“通信社の報道を見てから報じればいい”という指令が出るほどの徹底改革だといいますよ」(前出の民放キー局ディレクター)

■8時間特番『笑いの日2020』

 ドラマ、報道に加え、バラエティ番組においても改革が進められているという。

 放送作家は言う。

「9月26日、TBSではダウンタウン松本人志さん(57)と浜田雅功さん(57)が総合MCを務める特番『お笑いの日2020』(14時~)が放送されます。同番組はお笑い芸人がネタを披露する企画だけで8時間にわたって生放送で届ける“超大型特番”。お笑いだけで8時間ぶっ通しというのは、かなり勝負に出ていると言えるのではないでしょうか。

 テレビ朝日系列では年末に『M-1グランプリ』を放送しますが、当日は昼から敗者復活戦を放送。1日中漫才尽くしなのですが、高視聴率を獲得しています。TBSの『笑いの日』も、番組のトリを務める企画はコント日本一を決める賞レース『キングオブコント2020』ですから、高視聴率が期待できそうです。

 また、TBSのバラエティ番組といえば『水曜日のダウンタウン』ですよね。世帯視聴率はそれほど高くありませんが、コア層の個人視聴率は高水準。地上波のバラエティ番組でいま最も話題になるのも『水曜日のダウンタウン』ですよね」

■局全体が“半沢化”!

 絶好調のドラマを軸に、“文春化”する報道、イケイケのバラエティ番組という3つの柱で、TBSは他局の引き離しにかかるということだろうか。

 民放キー局プロデューサーはこう話す。

「ドラマ、報道、バラエティ番組のすべての試みで結果がついてきているわけではありませんが、確実に改革を進めていて、今、テレビ界で最も重要視される13歳から49歳のコア層の個人視聴率と、インターネットと外部配信などでの放送外収入を取っていく計画を実行していると言えるのはTBSですよね。

 他局もTBSと同様に改革を進めたいところですが、旧態依然とした人間も多く、なかなか簡単には変えられない。一方、TBSは“『半沢直樹』効果”ではないですが、変化を恐れずに正しいと思ったことを貫けていますよね。まさに今、局全体が“半沢化”しているとも言えるのかもしれない。

 視聴率3冠王といえば、ここ数年は日本テレビが常連ですが、急ピッチで改革を進めるTBSが日本テレビに“倍返し”する日もそう遠くはないのかもしれません」

 TBSの“半沢直樹的改革”に、他局が土下座してひれ伏す日も近い!?

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