「Jの田代まさし」山口達也が陥った酒依存!専門家が語る「スリップ」 (4/4ページ)
一般的に、お酒で何かしでかしてしまったときは、深く反省して“二度と飲みません”と言うでしょう。会見の場で、“今は”と後に飲酒する余地を残していたのは、依存症の傾向があると言えるでしょう」
■“スリップ”で元の状態に戻ってしまう人も
山口は、2019年8月の『女性セブン』の取材で順調に回復しているかのような発言もしていたが……。
「アルコール依存症というのは、強い飲酒欲求との戦いです。治療をいくら頑張っても、一度でも飲んでしまったら、アウトです。こうした状況を“スリップ”といって、再飲酒をして元の状態に戻ってしまう人も多いのです」
一生、飲酒を断ち続けないといけない病気ではあるが、欲求と戦い続けるのは難しい。
「根性だけでこの病気と戦っていくのは難しいです。飲酒欲求に勝つためには、アルコール依存症に関して勉強して、さらに、その知識を積み重ねていくことが重要です。
アルコール依存症は、ある一定のラインを超えると脳がやられてしまい、正しい判断ができなくなってくるのです。病気の深刻さを受け止められるだけの脳の力があるのかどうか、判断力が曖昧になっている可能性もありますから、ちゃんとした知識を身につけて、“自分は飲んではいけない”という意識を持つことが重要です」
■口約束だけでは絶対にダメ
廣瀬医師は最後に、アルコール依存症の治療についてこう訴えた。
「先も話したように、アルコール依存症になると判断力が曖昧になっている可能性があり、本人も気づいていない場合があります。飲み方に関する周囲のクレームで問題飲酒を自覚する糸口をつかむ人もいますが、そのときに口約束や口頭での注意だけで済ませては絶対にいけません。きちんと周囲が受診を勧めて、病院に行かせましょう。脳がまいっていて、自分が病気であるとの自覚が希薄で、診療に至るのが難しい。だからこそ、周りが病院に連れて行ってあげるといったサポートが大切です」
一部でささやかれた芸能界復帰が、完全に消えてしまったと思われる今回の事件。山口は今後も、“酒の欲求”と戦い続けていかなくてはならないようだ……。