保護施設で少年にロックオンして16年目。20歳となった猫と青年の絆は今も変わらずソウルメイト(アメリカ)

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保護施設で少年にロックオンして16年目。20歳となった猫と青年の絆は今も変わらずソウルメイト(アメリカ)
保護施設で少年にロックオンして16年目。20歳となった猫と青年の絆は今も変わらずソウルメイト(アメリカ)

image credit:hissycatkrissy/Instagram

 猫が飼い主を選ぶ時、それはNNN活動が行われている時だ。アメリカに住むある一家が、子猫を引き取ろうと保護施設を訪れたところ、4歳の猫が9歳の少年の膝に飛び乗り、ゴロゴロしながら猛アピールを繰り広げた。

 その猫のことが頭から離れなくなった少年は、家族に頼み込み、4歳の猫を引き取ることに。それから15年の歳月が流れ今年で16年目となった。

 20歳となった猫と25歳になった青年だが、1匹と1人の絆は変わることなく仲良く一緒に暮らしている。『Love Meow』などが伝えている。
・施設で茶トラ猫が少年に猛アピール

 動物好きでボランティアで猫の保護活動を行っていたクリスティン・シモンズさんは、今から15年前のある日、当時9歳だった息子のジャック君と共に地元の保護施設を訪れていた。子猫を1匹引き取るためだ。

 ところが、子猫の収容施設が混雑していたため、2人は一旦そこを出て成猫の収容施設に行くことにした。

 ジャック君はそこにあった椅子に腰かけていたところ、どこからともなく茶トラ猫が現れ、素早くジャック君の膝の上に飛び乗った。

 猫の第六感というものなのだろうか?一瞬でジャック君にロックオン。喉をゴロゴロ鳴らし、うれしよだれを垂らしながら、ジャック君の膝の上で甘えた。

 ジャック君と猫は10分ほどそうしていたが、母のクリスティンさんに促され、子猫の収容施設へと戻っていった。

 しかし、既にジャック君の心は茶トラ猫に奪われていた。母親に「子猫よりもあの猫が飼いたい」と頼み込み、結局2人は茶トラ猫を引き取った。

 ジギーと名付けたその猫は、施設によると野良猫だったところを保護されたのだという。その時はまだ4歳ほどだったそうだ。

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image credit:hissycatkrissy/Instagram

・今年で16年目。ジギーとジャックはソウルメイトに

 施設で出会った瞬間から、ジギーはジャック君を選んでいたのだろう。引き取られた後も、ジャック君と強い絆を育み続けた。

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A post shared by @hissycatkrissy on Sep 10, 2014 at 5:09pm PDT


 母クリスティンさんは、ジギーを飼うと決断したことを結果的にはとても良かったと思うと話している。

ジギーは、とても行儀が良く、愛情深い猫です。鳴き声が大きくよだれもすごいけれど、家族みんながすぐにジギーを大好きになりました。

特にジャックとはソウルメイトといってもいいほど、仲良しになったんです。ジギーとジャックの絆は出会った時から結ばれていたんでしょうね。

 今年の2月、ジギーは20歳になった。クリスティンさん一家に飼われて既に16年目。飼い猫の中でも一番の老猫となった。

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A post shared by @hissycatkrissy on Feb 14, 2020 at 12:14am PST


 当時9歳だったジャック君も今は25歳。少年から青年へと大人の階段をしっかり上っていた。ここからはジャック君じゃなくジャックさんだな。

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A post shared by @hissycatkrissy on Jul 20, 2018 at 4:26am PDT


 月日の数だけ両者の絆も深くなった。ジギーは、今でも出会ったときと変わらない様子で、ジャックさんのそばにいつも寄り添っている。

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A post shared by @hissycatkrissy on Jan 21, 2018 at 6:53am PST


 ちなみにジャックさんには弟がいるのだが、次男のダニエルさんにも、ジギーはとても懐いているようだ。

 ジギーの目に狂いはなかったようだ。家族から愛され20歳という猫にとってはとても長い年月を共に過ごすことができたんだもの。

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A post shared by @hissycatkrissy on Jun 13, 2015 at 5:57pm PDT


 クリスティンさんのInstagramアカウント『hissycatkrissy』では、ジギーを含む保護猫たちの日常がシェアされており、それらを見ても、ジギーが長年やさしい家族のもとで、たっぷりの愛情を受けて暮らしてきたのがわかる。

 両者はもしかしたら前世から繋がっていたのかもしれない。現世での運命が1匹と1人を分かつことがあっても、この強い絆は次世でも途切れることはないだろう。これからもどうぞ元気で仲良く暮らしてね!

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A post shared by @hissycatkrissy on Jul 5, 2019 at 1:13pm PDT


written by Scarlet / edited by parumo
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