SixTONESジェシー『キワドイ2人』王道ドラマで際立つ“なんか変”存在感
『キワドい2人‐K2‐池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)が面白い。現代社会が抱えるリアルな問題をドラマに織り込み、問題提起をする類の刑事ドラマではない。「衝撃」「予想外」も少ない。18日に放送された第2話も、途中から犯人と展開はなんとなく読めた。が、それでも飽きなかった。
どこか懐かしさを感じる世界観。バディが真逆のキャラ。異母兄弟など意外なつながり。2人に振り回され「おれが困るんだぞ!」などとボヤきつつも、温かくまとめる係長。どこか抜けている新人。しっかり者だが個性的な同僚。王道の「刑事モノあるある」に口角が上がってしまう。
■山田涼介のウルウル泣き
Hey!Say!JUMPの山田涼介(27)演じる神崎の「個人的に聞きたいんですけど」からの、容疑者の過去や家庭環境に同情してのウルウル泣きは、お約束のシーンになりそうで楽しみだ。
そして、チームの妙なまとまり感。これは「間」の達人が多いからこそ。山田の巧みなボケツッコミを軸に、田中圭(36)が、テンポよくきっちり受ける。さらに末長係長役の八嶋智人(49)はセカセカ、木村刑事役の江口のりこ(40)は飄々としたキャラで、脇はお任せとばかりに間を演出。
さらに音響まで、ちょうどいいところで鳴ったり止まったり絶妙に当ててくるもんだから、間延びする隙がない。ポンポンポン、と小気味よく物語が進む感じがとても心地よい。
■ジェシー・江口のりこコンビの新鮮さ
そしてもうひとつクセになるポイントが、諸星一朗役のジェシー(SixTONES/24)の存在。特に江口のりこ演じる木村刑事との「スタイリッシュなのになんだか変」な長身2人の並びは、すごく新鮮だ。
時代劇をすると最高に映えそうなサムライ顔と完璧なスタイルは非現実的に美しいのに、なんだろう、彼が醸し出す親近感は……。スピンオフドラマ『キワドくなりたい男』での、ものすごいカッコいい姿で心の声がヘタレというギャップがたまらない!
出演者が各々の個性を生かし、パズルのように組み合わさった『キワドい2人』。「助け合うから、人間だろ。」というキャッチコピーはまさに、このドラマの魅力そのままを表している。
キワドいどころか、見事なチームワークで、王道の良さを再認識させてくれる良作である。