蛭子能収 遺言書を書いたけど「何を書いたかは忘れました」 (2/2ページ)
蛭子 いやぁ、それが何にもしてあげてないんです。俺、そういうのがすごく苦手で。だけど、とにかく奥さんを幸せにしないと、とは思ってます。
テリー どうすると奥さんは幸せなんですか。
蛭子 うーん、とにかくお金の心配はかけたくない。それが一番かなぁ。
テリー やっぱり蛭子さんはお金なんですよね。本に「遺言書を書いた」って書いてありましたけど、どんなことを書いたんですか。
蛭子 えっ、遺言書? 俺、書いたっけ。書いたような、書かないような‥‥。誰かが書いてるっていうのを知って、「あ、生きてるうちに書けるんだ」と思った記憶はあるんですけど。
テリー いや、逆に死んだら書けないですよ。
蛭子 あ、そうか。あれっ。じゃあ、書いたのかな。書いたかもしれないけど、何を書いたかは忘れました。
テリー やっぱり変わってないなぁ。蛭子さんって、ずーっと昔からこんな感じで、スットボけてるんだから。ホントは覚えてるけど、言いたくないから忘れたフリをしてるんでしょう。
蛭子 いやいや、ホントに覚えてないんですよ。
テリー だってさ、遺言書に書くことって、だいたい「お世話になりました」っていうお礼と、不動産とか預貯金とかの財産分与ぐらいですよね。
蛭子 そうですね。たぶん、そんなことを書いたんだと思いますね。全然覚えてないですけど。
テリー わかりました、じゃあ今からここで書き直しましょう!
蛭子 ええっ、それはちょっとめんどくさい。
テリー アハハハ、言うと思いましたよ。ホント、変わらないですね。
蛭子 そうですね。俺も自分ではそう思ってます。以前と変わらず、普通に生きてるんですけどね。
◆テリーからひと言
いや、ますます怪しいなぁ。ホント蛭子さんって昔からこんなだから。でも仕事がしたいって気持ちはよく伝わってきました。これからも元気にバリバリ働いてください。あ、漫画も描いてよ(笑)。
(アサヒ芸能9月24日・10月1日合併号「天才テリー伊藤対談」=4=)