『半沢直樹』最終回は半沢・大和田・中野渡3人タッグの“1000倍返し”!?

日刊大衆

※画像はTBS『半沢直樹』番組公式ホームページより
※画像はTBS『半沢直樹』番組公式ホームページより

 日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)が、とうとう最終回を迎える。2013年に大ヒットした傑作ドラマのシーズン2とあって放送前から大注目だったが、新型コロナウイルスの影響で放送日を大幅に延期するなど、波乱のスタートだった。それでもフタを開けてみると、9話連続で平均続視聴率が20%オーバー(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という大ヒットドラマとなった。

 注目すべきは視聴率だけではない。ネットニュースには連日「半沢」の名が踊り、ツイッターなどSNS上では考察合戦まで話題となった。どんな最終回を迎えるのか、まさに日本中が注目している状態だ。今回は9月20日放送の第9話をおさらいしながら、最終回の展開を大胆予想したい。

 金融庁の黒崎(片岡愛之助/48)から、伊勢志摩ステートという会社と箕部(柄本明/71)の繋がりをほのめかされた東京中央銀行の半沢直樹(堺雅人/46)は伊勢志摩に飛び、箕部が融資を受けた金は空港予定地を購入するための闇資金だったことを知る。

 さらに半沢は帝国航空再建のタスクフォースチーム・乃原(筒井道隆/49)と東京中央銀行常務・紀本(段田安則/63)のつながりにも気づき、いよいよ巨悪の輪郭がはっきりしてきた。半沢は紀本と箕部の不正を暴くことに成功するが、金の流れが記された証拠は大和田(香川照之/54)と中野渡頭取(北大路欣也/77)によって、箕部の手に渡ってしまう。これに激昂した半沢は「3人まとめて1000倍返しだ!」と復讐を誓うのだった。

■キーワードは1000倍返し

 この回の最後に飛び出した「1000倍返し」にツイッターは大盛り上がり。「前のラストは100倍返し。倍返しのスケールでかくなっとる」「1000倍返しはどうくるか楽しみ」と、さまざまな声が挙げられていた。

 この「1000倍」は箕部、中野渡、大和田、それぞれ10倍×3で1000倍と分析している投稿もあった。確かに最終回は、半沢が敵対するこの3人をやっつけるというのが、誰もが期待する展開だろう。権力を振りかざす政治家の箕部はもちろん、銀行のトップ中野渡に、宿敵の大和田と、彼ら3人を追い落とせば、“現代の水戸黄門”といわれる本作の面目躍如となる。

 さらに最終回予告では、出向の辞令を下す中野渡に対し、退職願いを出す半沢の姿が映っていた。銀行を守るために、自分から身を引く? カッコいい男の去り際を描くラストが用意されているならば、新たな名シーンとなるはずだ。

 しかし、ツイッターにはこんな見解も寄せられていた。「“3人まとめて1000倍返し”の本当の意味は、頭取、大和田、自分(半沢)の3人が、受けた仕打ちをまとめて箕部に叩き返す」「箕部幹事長をだます芝居のような感じするな」。つまり、中野渡と大和田、9話で完全に敵対した3人が手を組んで箕部をやっつけるという、トンデモ展開を予想する声があるのだ。

■『半沢直樹』は普通には終わらない

 第9話の終盤で、中野渡は半沢を帝国航空担当からおろし、大和田は半沢を土下座させようとしたが、これが全部芝居だったら実に爽快。何度も視聴者を欺いてきた『半沢直樹』ならではの展開といえよう。

 銀行内部の権力争いが見どころだった『半沢直樹』だが、最後の最後に東京中央銀行が一枚岩になるというのも、かなり胸アツだ。銀行オールスターズが結集して、箕部退治を成し遂げる大団円。これはこれで見てみたい気がする。『半沢直樹』らしい気持ち良い裏切りに、ぜひ期待したい。

 いずれにせよ『半沢直樹』は残り1話。原作ありのビジネスものにも関わらず、数々の大胆なシーンを見せてくれた『半沢直樹』に素直に感謝したい。どんなラストシーンを迎えるか、その最後をしかと見届けよう。(ドラマライター・半澤則吉)

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