江戸時代、吉原の遊女が髪を洗えるのは月1度。その日は営業も夕七つ時までお休みの特別な日 (2/4ページ)
江戸時代は男も女も日本髪を結っていたため、まずは髪を固めてある鬢付け油を洗い流さなくてはなりません。これがなかなか大変でした!
現代の舞妓さんは週に1回程度と当時よりは頻繁にシャンプーしていますが、鬢付け油を洗い流すために60~70度ぐらいの熱湯に髪をつけて油を流し、それから固形石鹸で10回洗ってからシャンプーで3回以上洗わないと綺麗にならないのだとか。
また、日々厳しい稽古に励む相撲の力士の中には、シャンプーなら丸1本使ってしまう人、食器用洗剤で髪を洗う人などもいるそうです。
独特の華やかで大きな髷を結っていた遊女たちは、それ以上になかなか髪を洗えません。月に1度決められた洗髪日以外の日は、頭がかゆくてもフケが気になっても、櫛でとかして整えるだけでした。
洗髪日は妓楼の営業も夕七つ時までお休みしかも江戸時代には、現代のようなシャンプーや食器用洗剤はありません。その代わりに熱いお湯に溶かした「布海苔(ふのり)」に「うどん粉」などを混ぜたものがシャンプーとして使われていました。
その準備も、なかなか手間がかかります。さらに妓楼の場合、髪の長い遊女たちが同時に髪を洗うわけですから、当然お湯も大量に必要となります。