９月２０日、少年隊の錦織一清（５５）と植草克秀（５４）がジャニーズ事務所を２０２０年１２月３１日に退所すると発表された。

　少年隊は１９８５年１２月に『仮面舞踏会』で衝撃的なデビューを飾り、『ＡＢＣ』『湾岸スキーヤー』といった数々の名曲を残してきた。また、１９８６年に初演された舞台『ＰＬＡＹＺＯＮＥ』では２３年にもわたり主演を務めた。

「ジャニーズの後輩たちにも多大な影響を与え、ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓの堂本光一（４１）は、９月２０日の舞台で“少年隊がいなければ『ＳＨＯＣＫ』も今の自分もいなかった。これからも追い続けたい偉大な先輩です”と、自身が主演を務めるミュージカルへの多大な影響を語りました。

　また、後輩たちが少年隊の楽曲をカバーすることもあり、嵐はアルバムの特典ＣＤに『日本よいとこ摩訶不思議 』を収録。２０１５年１０月２３日放送の『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）でも、この曲を披露しています」（女性誌記者）

■ニッキを目標に精進を続けたリーダー

　少年隊の楽曲をカバーし、レコーディングまでした嵐。メンバーの中でも少年隊に強い思いを抱いているのが大野智（３９）だという。

「９月２９日発売の『女性自身』（光文社）によると、大野は以前から少年隊を尊敬していて、中でもダンス、演技が非常に優れていた錦織を憧れて、彼を目標に踊りや歌に磨きをかけていったといいます」（前出の女性誌記者）

　大野は１９９９年に嵐としてデビュー。２００１年に少年隊が主演の舞台『ＰＬＡＹＺＯＮＥ＇０１ ＥＭＯＴＩＯＮ〜新世紀〜』に出演した。

「公演中は植草にかわいがられ、東山と錦織からも高い評価を受けたといいます。特に錦織は“大野にもっと舞台をやらせたほうが良い”とスタッフに進言するほど褒めていたそうです。

　目標にしていた先輩から褒められた大野は、２００４年に名作『ＷＥＳＴ ＳＩＤＥ ＳＴＯＲＹ』で、錦織も演じたことがあるリフ役を演じます。これを機に錦織との親交を深め、食事やゴルフにも一緒に行ったそうです」（前同）

■噂の“大野の退所”が現実に!?

　目標であり、憧れであった錦織との決別によって大野にも大きな影響が出るかもしれないという。

「“退所”の可能性ですよね……。大野さんは、嵐の活動休止を発表後の２０１９年１月２７日の会見で、“事務所を辞めないとケジメがつかないなと思ったんですけど”と一時は休むのではなく、退所も検討していたことを明らかにしています。このような発言もあったせいか、ネット上では“嵐の大野くんも事務所を退所しちゃうのかな”など退所が心配されることもありました。

　それ以外にも９月１２日放送の『ＴＨＥ ＭＵＳＩＣ ＤＡＹ』（日本テレビ系）で、大野がＶ６の坂本昌行さん（４９）とパフォーマンスをした際、２人が並んだシーンがごくわずか。それぞれの顔のアップばかりが交互に映し出される不自然なカメラワークが注目され、大野さんが退所した後に編集しやすくするための対策だったのでは、との噂が立った。

　今までは大野さんの退所はあくまで噂の域を出ていなかったものの、錦織さんがジャニーズを去ることで、現実味を帯びてくるかもしれません」（ワイドショー関係者）

■大野がジャニーズに残留する理由を１つ失った

　前出のワイドショー関係者は続ける。

「大野さんは、錦織さんを目標としてきて、親交も深かった。そんな錦織さんがジャニーズを去るのは、大野さんにとって大きい出来事で、ジャニーズにこだわる理由がまた１つなくなったと言えるかもしれない。それこそ、“後追い“で退所すると言い出しても、不思議ではないでしょう」

　大野は、２０２１年から芸能活動も休止するが、

「大野さんは、芸能活動そのものを止めてゆっくりすると言われています。仮に休止中にジャニーズをやめたとしても、他の事務所や個人の事務所を作って積極的に活動するようなことはないでしょうし、そうなれば、ジャニーズと揉めることはないのでは。中居正広さん（４８）のように、事務所との関係性が良好なら、嵐が復活するという時だけ芸能界に復帰するという方法もある。大野さんが退所という道を選択しても、おかしくないでしょうね……」（前同）

　活動休止まであと３か月。嵐のメンバー、特に大野の胸のうちはいかに……。