原田泰造『はぐれ刑事』で激化!“ジャニーズと芸人”仁義なき「刑事枠」バトル

日刊大衆

原田泰造(画像は『はぐれ刑事三世』公式サイトより)
原田泰造(画像は『はぐれ刑事三世』公式サイトより)

 10月15日に、ネプチューン原田泰造(50)が主演のスペシャルドラマ『はぐれ刑事三世』(テレビ朝日系)で放送される。本作は、1988~2009年まで、藤田まこと(享年76)主演で人気を博していた『はぐれ刑事純情派』シリーズの続編である。

 原田が演じるのは、重度の方向音痴で昼行灯だが、実は敏腕な刑事・浦安吉之。

 タイトルに『三世』とあるが、『純情派』の主人公・安浦吉之助の孫ではない。「安浦と浦安で名前が似ている」という理由で、“はぐれ刑事三世”のあだ名で呼ばれている、という設定だ。

「『はぐれ刑事純情派』は、“刑事にも人情がある。犯人にも事情がある”をキャッチコピーに、犯罪に苦しむ人達の事を常に考えながら、捜査に当たっていく刑事の姿を描いた作品です。80年代の刑事ドラマでは警察官が拳銃を撃ちまくり、現代では問題となるレベルの暴行を犯人に行う描写も珍しくなかったですが、『純情派』ではそういった描写も少なく、それが斬新でした」(専門誌記者)

 藤田さんにとっても『必殺仕事人』に次ぐ、90年代の代表作であり、09年の完結作となったスペシャル番組まで全444話が放送されていた。原田は、この大人気作品の2代目主人公ということになる。非常に大役だが、原田に務まるのだろうか?

■大河に4度出演したほか、朝ドラや刑事役も経験済み

「原田なら問題ないでしょう。アンジャッシュ児嶋一哉(48)のような、いわゆる“俳優芸人”として、これまで数多くの作品に出演してきて、主演も脇役も数多くこなしてきました。刑事役も、最近では18年の映画『スマホを落としただけなのに』や今年のドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)で、それぞれ好演していてました」(お笑い関係者)

 ネプチューン結成前の91年、『太平記』に死体役でエキストラ出演していたのを含めると、08年の『篤姫』で大久保利通、10年の『龍馬伝』で近藤勇、15年の『花燃ゆ』で杉梅太郎(吉田松陰の兄)と、計4度のNHK大河ドラマに出演。13年の(34)主演のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』では杏の父親役でレギュラー出演もしており、原田の演技への評価は業界内でも非常に高い。

 ここで気になってくるのが、原田以外の刑事のキャストについてだ。刑事ドラマは近年数多く制作され、今年も『未満警察』や『特捜9』(テレビ朝日系)、『刑事7人』(テレビ朝日系)の第6シーズンと、数多くのドラマが作られているが、ジャニーズやお笑い芸人が、必ずと言っていいほど出演している。

■『純情派』では芸人やJが多く出演していた

「『はぐれ刑事純情派』にも、お笑い芸人はザ・ぼんちのぼんちおさむ(67)やドリフターズ加藤茶(77)、ジャニーズではTOKIO城島茂(49)、関ジャニ∞村上信五(38)、少年隊植草克秀(54)など、世代交代を経て出演してきました。『三世』も、同じように芸人やジャニーズがキャスティングされることは、大いにあり得ます」(女性誌記者)

『三世』はスペシャルドラマだが、主演の原田も「ぜひ『はぐれ刑事三世』をシリーズ化して、浦安の人間的な変化を演じていきたいので、応援のほどお願いします!」と意気込んでいる。シリーズ化した場合、多くの芸人やジャニーズがその“刑事枠”を巡ってひしめきあうことになるだろう。

「『特捜9』はV6井ノ原快彦(44)、『刑事7人』は少年隊の東山紀之(52)が主演を務めていますが、特に井ノ原は、主演の渡瀬恒彦さんが死去するまでは、準主役として前身ドラマ『警視庁捜査一課9係』で活躍していました。『純情派』のメンバーもそうでしたが、刑事ドラマでは主役以外のポジションでジャニーズが活躍することがよくあります」(前同)

 ジャニーズの俳優が出演すれば、役者人気から視聴率や、バラエティ番組での番宣など、セールス的な面でも需要は大いにある。

■三枚目Jが起用されるかも!?

「予想としては、これまで『純情派』に出演していた城島や村上、『特捜9』で元は準主役だった井ノ原のタイプから察するに、極端にキラキラした王子様タイプのジャニーズではなく、どこか三枚目の要素がある、ひょうきんな感じのジャニーズ俳優が出演するのではないでしょうか。もっとも、主演の原田の本職がお笑い芸人ですので、対比として若手イケメンジャニーズが起用される可能性もあると思いますが……」(前出の女性誌記者)

 一方の“芸人枠”も、第七世代を筆頭に多くの芸人の参戦が期待できそうだという。

「お笑い芸人は、コントでシチュエーションを再現したり、客のノリを見て即興で細部を調整したり、俳優に非常に近いスキルが求められます。特に舞台でのコントはもう演劇。かつてNHKで働いていて、現在はメディアアナリストとして働いている鈴木祐司さんは、5月7日の『FRIDAYデジタル』で“『時間と空間の支配力』が問われるのが芸人”と評しています」(前同)

■第七世代は若手刑事がよく似合う

 これまでも、アンジャッシュ児嶋や、ドランクドラゴン塚地武雅、(48)パワハラでケチが付いたがTKO木下隆行(48)などなど、多くの芸人が刑事ドラマで活躍してきたが、いわゆる“お笑い第七世代”が、近年演技方面でも目覚ましい活躍を見せている。原田の後輩のような立ち位置をやらせるにはぴったりの逸材は、第七世代に数多くいるのだ。

 たとえば、霜降り明星せいや(28)は今年1~3月のドラマ『テセウスの船』(TBS系)で初演技とは思えない鬼気迫る演技を披露し、クライマックスでは演技派の鈴木亮平(37)を相手に見事な長廻しを披露している。

ハナコ岡部大(31)も有力候補ですよね。演技力を買われて、NHK連続テレビ小説『エール』にもレギュラー出演しています。坊主に太い眉、強い目力といかにも刑事ドラマにうってつけのルックスで、実際に『THE突破ファイル』(日本テレビ系)の再現VTRでは刑事や交番の警察官を何度も演じています。

『突破ファイル』ではほかにも“まじめなレスキュー”をぺこぱシュウペイ(33)、“トラブルに挑む警官”として四千頭身後藤拓実(23)などなど、多くの第七世代がギャグ寄りとはいえ本格的な演技に挑戦しているため、注目ですね。案外、業界でも注目されている番組かもしれません」(制作会社関係者)

 医療ドラマに次いで高い人気を誇る刑事ドラマ。しかも、かつて90年代を築いた『はぐれ刑事』の事実上の続編。このままシリーズ化すれば、多くのジャニーズや芸人の参戦は苛烈を極めることになるかもしれないーー。

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