経営危機から世界的企業へMARVELが成し遂げた大逆転とは? (3/3ページ)
風向きが変わったのは、やはりコミックから誕生した『スーパーマン』が実写映画化された1978年だった(「スーパーマン」はマーベルのキャラクターではない)。子ども向けではなく、特殊効果をつかった映像技術の進歩もあった。
これで、マーベルが映画に進出する土台ができたが、成功までには長い時間がかかった。1986年にマーベルのキャラクターをフィーチャーした『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』がジョージ・ルーカスの手で制作されたが、興行的には大失敗。『ブレイド』がヒットしてマーベル映画の魅力が知れわたることになったのは1998年のこと。しかし、この映画の成功が後の躍進のきっかけとなった。時間を要したとはいえ、コミックからキャラクタービジネスへの転換がなければ、今のマーベルはなかったというのはまちがいない。
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『MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密』は、マーベルの始まりから現在にいたるまでのドラマチックな歴史を、創業者のマーティン・グッドマンや、グッドマンの甥で、長くマーベルのクリエイティブの核を担ったスタン・リーなど、キーパーソンの証言をもとに振り返っていく。
自社の本業が時代に合わなくなった時、どう対処するか。
創造性と売上確保のバランスをどうとるか。
長年顧客に愛されてきた商品の持ち味を失わず、常に新鮮味あふれるものにするにはどうすればいいか。
幾多のビジネスで課題とされているこれらの問いは、どれもマーベルが直面し、答えを出し続けてきた問いである。一読してみると、自分のビジネスの参考になる部分は多いのではないか。
(新刊JP編集部)