「公私混同ゼロ」竹内結子さんが唯一出演を嘆願した「無二の親友」

日刊大衆

竹内結子さん
竹内結子さん

 9月27日に急逝した女優の竹内結子さん。9月30日に家族葬が行われたことを、竹内さんの所属事務所が公式サイトを通じて報告した。

 所属事務所は、「この度のあまりに突然の信じ難い出来事に、所属タレントや社員は未だ戸惑いの中にあり、この事態を到底受け入れられる状態ではなく悔やみきれない思いであります」「しかしながら竹内結子は弊社にとって、永遠にかけがえのない大切な所属女優であることに変わりありません。これからもその存在に寄り添っていく所存でございます」とのコメントも掲載している。

 映画『サイドカーに犬』や『いま、会いにゆきます』といった作品に出演してきた稀代の女優との突然の別れ。所属事務所だけでなく、芸能界にも悲しみが広がっている。

「映画『黄泉がえり』などで共演した草なぎ剛(46)は、9月27日に行われた主演映画の舞台挨拶後に、“今でも本当に現実として受け止められていない状況です”“僕の心の中にある方だったのでとても悲しいです”と心境を明かしました」(芸能記者)

■名だたる名優たちから惜しむ声

 SNSでは、竹内さんと今年7月に公開された映画『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』で共演した、俳優の小手伸也(46)が9月27日、「だめだ、言葉が見つからない」などとツイッターに投稿。

 同28日には、2015年公開のアニメ映画『インサイド・ヘッド』の日本語版吹き替えで共演した、女優の大竹しのぶ(63)がインスタグラムで「この世界から、ヨロコビがいなくなったら困るんだよ」などと、竹内さんが演じた役名を引き合いに出して、別れを惜しんだ。

「ほかにも、阿部寛(56)、藤岡弘、(74)らも各メディアを通じて、追悼コメントを出しています。続々と悲しみの声が寄せられていますが、いかに生前の竹内さんが愛されていたかが、わかりますよね」(前出の芸能記者)

■販売ページまで事前チェックする徹底ぶり

 生前の竹内さんについて、芸能プロ関係者は、

「竹内さんは演技はもちろん、自身がかかわった作品のことは、徹底的にチェックしていたんです」

 と語り、こう続ける。

「竹内さんは、ある出演ドラマのDVDが発売される際、そのDVDの販売サイトも事前チェックしていたそうです。普通、演者がDVDのプロモーションサイトまで見ることはありえないですよね。それほど、ひとつひとつの仕事をきっちりやっていたということでしょうね」

 竹内さんは女優としての“ポリシー”も持っていた。

「竹内さんは丁寧で人当りがよく、インタビューなどの際も取材がしやすいと評判だったそうですが、一方で、ドラマや映画の撮影でロケを行った店の店主らからサインや写真をお願いされても、辞退していたといいます。なぜそうしているのか理由は特段明かさなかったそうですが、竹内さんのポリシーとして非常に大事にしていた部分だったようで、所属事務所の関係者らも竹内さんの意見を尊重して、何も言わなかったそうです。作品の中にいる“女優・竹内結子”を見てほしい、ということだったのでしょうか」(前同)

■インスタグラムのフォローも…

 前出の芸能プロ関係者は続ける。

「竹内さんは、多くの役者さんから好かれてはいたのですが、馴れ合うようなことはなかったといいます。そのため、家族以外で竹内さんが心を許してた人は少なかったそう。ただ、イモトアヤコさん(34)は特別でした」

 竹内さんとイモトが大親友であることはファンの間でも知られており、訃報があった直後からイモトのインスタグラムアカウントには「イモトさん無理せず、しんどい時は周りに頼ってくださいね」「私もイモトさんがまず先に浮かびました…大丈夫かな…本当に心配です」などのコメントが殺到している。

「竹内さんは2017年7月にインスタグラムを開始しましたが、それもイモトさんの勧めで始めたんです。その影響もあってか、竹内さんはフォロワーが94.4万人(10月3日現在)もいたのに、フォローしているのはイモトさんだけ。本当に仲がよく、イモトさんはラジオ番組で、普段から互いに動画を撮り合っていることも明かしていました」(前同)

■長く続く舞台では気心の知れた人と

 2017年7月13日発売の『女性セブン』(小学館)によると、イモトは竹内さんと同じマンションの一部屋を購入し、同年4月末にそこへ引っ越したと報じている。

「竹内さんは、2014年に上演された『君となら〜Nobody Else But You』で、一度だけ舞台に出演したことがあります。

 この舞台で竹内さんとイモトさんは共演しています。それがきっかけで2人は意気投合したという報道もありますが、実はそうではなく、もっと以前からプライベートで会っていたそうです。そして、竹内さんが主演舞台のオファーを受けた際、出演の条件として制作側に、イモトさんをキャスティングしてくれるならと伝え、それが受け入れられて2人の共演は実現したんです。

 舞台は稽古から公演終了まで長く一緒に過ごすので、信頼している人とでないとストレスが溜まってしまいます。竹内さんは、すでに気心の知れたイモトさんとやりたかったそうです。この舞台を通じて2人はさらに仲を深め、同じマンションに住むまでの信頼関係を深めたんでしょうね。

 親友以上とも言えるほど、親交を深めていた2人ですから、ファンだけでなく、関係者も皆、イモトさんのことを心配しているようです……」(前出の芸能プロ関係者)

 唯一無二の大親友を失ってしまったイモト。無理をせず、しっかりと心を整えてから、また元気な姿を見せてほしい。

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