巨人V9川上哲治超え!原辰徳監督の神采配と素顔、選手との絆 (2/3ページ)
9月7日の阪神戦では、3点リードの7回、ボーアの打席中、カウント1-2で大竹寛から大江竜聖にスイッチ。1点を返されたものの、後続を打ち取り見事、逃げ切りに成功して「打席途中での継投も、原さんの中では“機会があったら、やってやろう”と、前々から温めてあったアイデアのはず。今季からMLBで導入された“ワンポイントリリーフの禁止”が、もし、来季から日本で採用されても、イニングを完了すれば交代OKですから、原さんのアイデアは、そのまま使えますよね」(前同)
采配のみならず、チーム作りにも冴えを見せる。「昨年監督に就任した際には、“全権監督”の立場が条件だったといいます。そのため、基本的に、人事権、金の流れも含めてフロントまで掌握しているんです」(球界関係者)
シーズン中に行われた楽天とのトレード(高梨雄平、ウィーラーを獲得)も、不調の澤村拓一をロッテにトレードで放出したのも、非常にスピード感があった。「高梨とウィーラーは、大活躍しています。実は“楽天が、この2人を手放す”という情報は、フロントではなく原さんが自ら集めたものとか。独自の情報網があるんです」(前同)
■若手選手の“目利き”も一流
若手選手に対する“目利き”も一流だ。「昨季の勝ち頭だった山口俊の抜けた穴を補ってあまりある高卒2年目の戸郷翔征です。スカウト部は“育成枠で”と主張しましたが、ビデオを見た原さんのひと言で、ドラフト指名に踏み切ったんです」(同)
結果、戸郷は新人王を窺う好成績を維持している。「原さんは信賞必罰タイプ。戸郷のようにチャンスを与えて結果を出せば、それに応えて使い続ける。逆に、年俸2億円の陽岱鋼のような大物も、調整不足なら躊躇なくファームに落とすわけです」(前出のデスク)
前出の里崎氏も、「全員にチャンスがあるわけですから、そりゃ、選手だって目の色を変えてやりますよね。